『有馬記念(G1)1週前追い切り』キタサンブラックら有力馬が虎視眈々……一発に燃えるシュヴァルグランが自己ベスト更新の破格時計!
サトノダイヤモンド(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)前走:菊花賞(G1)1着
この秋の菊花賞で初のG1制覇を達成し、世代最強を証明したサトノダイヤモンド。今回はその菊花賞以来の出走となるが、3歳馬のオルフェーヴルやゴールドシップなどが菊花賞からの直行で有馬記念を勝ったことを考慮すれば、むしろ好感が持てる。
水曜日に栗東のCWで行なわれた1週前追い切りでは、古馬1600万下のエアカミュゼとオープン馬のサトノラーゼンに胸を借りる3頭併せで最先着。6ハロンを80.8秒、ラスト11.6秒と抜群の時計を叩き出した。
休養していた牧場である程度乗り込まれており、陣営もあと一追いで完璧に仕上がることを強調。迫力満点の最終追い切りならば、そのまま絶好調と受け取って良いだろう。
現状、キタサンブラックの一強ムードが漂うが、冒頭でも取り上げたシュヴァルグランやサトノダイヤモンドの上昇度は侮れない。昨年、キタサンブラックに先着したゴールドアクターとサウンズオブアースも順調に仕上がっており、さらなる激戦が期待できそうだ。