元JRA騎手、安藤勝己氏ブチギレ寸前!? SNS上で競馬関係者なりすます者たちの「心理」とは
3月に入り、各競馬場では前哨戦やトライアルレースが続々とスタート。春のG1シリーズを前に競馬が盛り上がり始める時期だが、ネット上では元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏が、SNSでの自身の「なりすまし」に対して警告を発したことが、一部で話題になっている。
1日、安藤氏は自身のTwitterに、「【拡散希望】大変迷惑な、なりすましアカウントがあって困ってます。心当たりある方はそのフォローを外して、アカウントをTwitterに通報してください。引用すると拡散されて余計調子に乗られるで、このつぶやきを警告に変えさせてもらいます。(原文ママ)」と投稿。この安藤氏の「警告」ツイートはスポーツ紙にも取り上げられ、ネット上がざわつく事態となった。
安藤氏の警告ツイートには、「しょっちゅう通報しまくってます!早く消えて無くなってほしいです」「ややこしくなるから、やめてほしいね」「そもそもアンカツさんが認証済みアカウントになっていないのが不思議」といったコメントが寄せられ、リツイートの数は約約2000件にも達した。本人からの警告や拡散の甲斐もあってか、なりすましと思われていたアカウントは現在削除されている。
しかし、削除されたからといってこれで安堵というわけにもいかないのかもしれない。この手のアカウントはたとえ削除されたとしても、またすぐに別のなりすましアカウントが作成され、いたちごっこになりがちだからだ。
競馬関係者になりすまして発言をする者たちの心理とは、一体どういうものなのだろうか。
「まず第一に、『目立ちたい、注目されたい』といった心理でしょうね。特にSNS上で競馬関連の発言をしても、自分独自のアカウントでは他からほとんど注目をされないため、安藤氏といった影響力のある関係者になりすまして行うのではないでしょうか。
また、なりすまして質の低い発言を繰り返すことで、本人の権威を下げようとする、成功者への妬みのような心理もあるかもしれません。あとは単純に悪ふざけといった部分でしょうか。いずれにしても本人にとって、そして業界にとっても迷惑なことこの上ありません」(競馬記者)
ある程度ネットに精通していれば、なりすましかどうかは見極められるだろうが、スマートフォンが普及し利用者数が爆発的に増加した今、なりすましアカウントを本人だと思い込み、発言を真に受けてしまう人も一定数存在するという。
一番の盛り上がりを見せる春のG1シリーズを前に、競馬を心から楽しんでもらいたいがために、安藤氏は今このタイミングで警告を発したのかもしれない。