JRA【フィリーズレビュー(G2)展望】「九州産馬の星」ヨカヨカVS「極上の末脚」オパールムーン! 展開のカギ握るエイシンヒテン&ポールネイロンにもチャンスあり
レース展開のカギを握る存在が、すでに7戦のキャリアを誇るエイシンヒテン(牝3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)だ。
前走のクイーンC(G3)では、平均ペースで逃げ、長い直線でしぶとく粘り4着に好走した。1~3着馬はいずれも中団・後方から差し脚を伸ばしており、大健闘といえる内容だった。
前走を含めて逃げたときは結果を残しており、できれば単騎逃げに持ち込みたいところ。同型ヨカヨカと熾烈なハナ争いになるのか、それともどちらかが控えるのか。エイシンヒテンがレースのカギを握る。
同じく逃げ馬のポールネイロン(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)も楽しみな1頭。デビュー2連勝で臨んだ阪神JFは18着に大敗したが、距離が1ハロン長かった。距離短縮で巻き返しを図る。
抽選が濃厚の1勝馬にも楽しみな存在がいる。ベッラノーヴァ(牝3歳、美浦・金成貴史厩舎)は、祖母ベッラレイアが07年のオークス2着という良血。デビュー2戦目で臨んだフェアリーS(G3)では追い込んで3着と力を見せた。
1戦1勝のエルカスティージョ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)は、伯母にトールポピーとアヴェンチュラがいて、クラシックで期待できる血統馬。他には、函館2歳S(G3)とファンタジーS(G3)でともに3着に入るなど、通算「1-2-2-0」と堅実なラヴケリー(牝3歳、栗東・高柳大輔厩舎)も上位をうかがう。
3枚の桜花賞切符を手にするのは果たしてどの馬になるのか。発走は14日の15時35分を予定している。