JRA WIN5「4000万馬券」の立役者はマイネル軍団!? 金鯱賞(G2)デアリングタクトもご満悦の万馬券連発!

 7日、中山・阪神・小倉の3競馬場では合計36レースが開催された。1番人気馬が「14-4-10-8」という好結果を残した一方、伏兵馬の活躍も目立ち、万馬券が乱れ飛んだ。その数は、馬連が4本、3連単は100万馬券1本を含む27本にも上った。

 多くのレースで波乱の主役を務めたのが、岡田繁幸氏が率いる「マイネル軍団」と弟の岡田牧雄氏が率いる「岡田スタッドグループ」だ。本稿では両者をまとめて「マイネル軍団」とするが、先月下旬からその勢いはとどまるところを知らない。

 先月27日には、3場すべてのメインレースを「マイネル軍団」が制圧。7日には、中山メインの弥生賞(G2)で岡田スタッド生産馬のタイトルホルダーがダノンザキッドなどを抑えて重賞制覇を飾った。現3歳世代はノーザンファーム生産馬が重賞19連勝中だったが、「マイネル軍団」がついにこれに終止符を打った。

 単勝1.3倍のダノンザキッドが3着に敗れたことで、「4-2-1」人気の上位決着にもかかわらず、3連単配当は2万3580円に跳ね上がり、WIN5の4000万を超える高額配当にも「マイネル軍団」が一役買った。

 弥生賞以外でも「マイネル軍団」は大暴れを見せた。岡田繁幸氏の妻・美佐子氏が代表を務めるビッグレッドファーム生産馬は「2-1-1-7」と一見平凡の成績にも見えるが、勝利したのは5、7番人気の伏兵。さらに9番人気馬が2着、そして阪神メインの大阪城S(L)では15番人気のマイネルフラップが3着に突っ込んだ。

「もしこの日出走したビッグレッドファーム生産馬11頭すべての単勝と複勝をそれぞれ1000円ずつ買っておけば、2万2000円が6万3000円になっていました。大阪城S直前に『マイネル軍団』の勢いに気付いて、マイネルフラップの複勝を1000円買おうとしましたが、締め切りに間に合わず……。複勝14.3倍を取り損ねてしまいました」(競馬記者)

 ビッグレッドファームを上回る「3-1-1-3」という好成績を残したのが、コスモビューファームの生産馬たちだ。特に小倉10Rの稲佐山特別(1勝クラス)では3頭が出走し、4番人気ウインベイランダーが優勝、6番人気ウインローズブーケが3着に逃げ粘り、3連単配当は4万円を超えた。

 これ以外にも中山7R「4歳上1勝クラス」では、サラブレッドクラブ・ラフィアンが所有する11番人気マイネルレンカが3着に激走。3連単15万馬券の一端を担った。とにかくこの日は人気にかかわらず、「マイネル軍団」の馬を買っておけば、収支は大幅プラスになっていただろう。

 そんな勢いに乗って、岡田牧雄氏がセレクトセールで購入したデアリングタクトが14日の金鯱賞(G2)に登場する。

 ご存じの通り、昨年史上初となる無敗牝馬3冠を達成。世紀の一戦として盛り上がったジャパンC(G1)でも3着に入り、この春は香港のクイーンエリザベス2世C(G1)参戦を視野に入れている。叩き台の一戦でも、単勝オッズは2倍を切る1番人気が濃厚。「マイネル軍団」の後押しを受けて、あっさり始動戦をクリアしてくれるだろう。

 ただ、馬券的妙味なら、14日に行われるフィリーズR(G2)に特別登録があるフリード(岡田繁幸氏所有)とブルーバード(サラブレッドクラブ・ラフィアン所有)の2頭に注目すべきだ。前者は抽選対象のため、アネモネS(L)に回る可能性もあるが、どちらにしても人気薄が予想される。

 今の「マイネル軍団」なら14日の東西ダブル重賞制覇、フリードがアネモネSに出走すれば、今年2度目の3場メインジャックも決して夢物語ではない。

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