JRA番外編は「貫録」見せつけたダノンザキッド川田将雅の圧勝!? 弥生賞(G2)勝って歯切れ悪いタイトルホルダー横山武史、それぞれの思惑に確たる隔たり……

 経験のあるトップジョッキーなら「次も期待できると思う」などと答えてサラッと交わすのだが、「いい形でトライアルを勝てましたし、本番も頑張りたいと思います。よろしくお願いします」と真正直に答えてしまった。

 この受け答えだと、あたかも本番の皐月賞も乗るというニュアンスとも受け取られかねないが、既に共同通信杯(G3)を制したエフフォーリアでの参戦が決定済み。レースぶりを見ても今回だけの代打騎乗という事で、行く馬がいないなら行ってしまえという感じ。結果的に他が牽制している間にあれよあれよという間に逃げ切ってしまった。

「本番ではあんな楽な競馬は不可能ですし、厳しいレースになる皐月賞での好走は難しいかもしれません。横山武騎手が、皐月賞でエフフォーリアに乗るのは大方の人が分かっています。

彼の性格を知る人ならトラブルにはならないと思いますが、難しい馬主が発言を額面通りに受け取ったりしたらややこしい問題に発展しますから、今後はその辺の処世術を身につける必要がありそうです」(同関係者)

 レース後のコメント対応は、大本命馬で敗れても平然とした受け答えで貫録を見せつけた川田騎手と、勝ちながらもいかにも若手騎手らしい戸惑いを見せた横山武騎手。

 来月18日に行われる皐月賞本番では、どちらに軍配が上がることになるだろうか。

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