JRA【ファルコンS(G3)展望】グレナディアガーズ「33年ぶり」サッカーボーイ以来の2歳王者登場! 前走“大暴走”モントライゼ「距離短縮」で逆転狙う
実績的にはグレナディアガーズとモントライゼが抜けているが、その2頭を上回る3勝を挙げているアスコルターレ(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎)も侮れない。
この馬も朝日杯FSに出走したが、10番人気で14着に大敗。距離に加えて「+14kg」の太目残りも影響した。「-6kg」と絞って出走してきた前走のマーガレットS(L)は、一転、上がり最速の末脚で最後方から差し切り、3勝目を飾った。
「3-0-0-2」という成績が示す通り、嵌ったときの強さは目を見張るものがある。ただし、データ的には不安な点も。それが前走から1ハロン距離が延びること。過去10年の距離延長組成績は「0-0-1-37」と散々。アスコルターレは、この絶望的なデータを覆す走りを見せることはできるだろうか。
この他には、シンザン記念(G3)2着馬のルークズネスト(牡3歳、栗東・浜田多実雄厩舎)。昨夏の新潟2歳王者ショックアクション(牡3歳、栗東・大久保龍志厩舎)。叔父に国内外のマイルG1・2勝というハットトリックがいるヴィジュネル(牡3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)など、未来のスピードスター候補が集結する。
G1馬がその実力を証明するのか、それとも3歳マイル路線に新星が誕生するのか。発走は20日15時25分を予定している。