JRA松山弘平「騎乗停止」で桜花賞・皐月賞アウト! 先週武豊に迫る11勝大爆発も痛恨の戦線離脱……
好事魔多しとは、まさにこのことなのだろうか。
27日、中山競馬場で行われた日経賞(G2)は4番人気のウインマリリンが優勝。若手代表格の横山武史騎手は、これが今年重賞3勝目と充実のシーズンを送っている。
その一方で、そんな横山武騎手以上に充実したシーズンを送っているのが、2着カレンブーケドール(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)の松山弘平騎手ではないだろうか。
昨年、デアリングタクトと史上初の牝馬無敗三冠を成し遂げ、一気にブレイクした感のある松山騎手。今年もここまで重賞2勝を含む40勝を挙げると、リーディングは絶対王者C.ルメール騎手に次ぐ2位。いよいよトップジョッキーの仲間入りを果たしている印象だ。
伴って、周囲の関係者の信頼も右肩上がりに上昇。今回の悩めるシルバーコレクター・カレンブーケドールの騎乗依頼も、まさに松山騎手の手腕が買われての抜擢に他ならない。
「残念ながら、期待された日経賞では通算7度目の2着と、カレンブーケドールを勝利に導くことは叶いませんでした。ですが、前走の有馬記念(G1)が自己ワーストの5着に終わっていたことを考慮すれば、上々の滑り出しだと思います。4コーナーで落ち着いてインを突いた辺りは、さすがの騎乗でした」(競馬記者)
しかし、この日はそんな充実のイケメンジョッキーに思わぬ“落とし穴”が待っていたようだ。