JRA 武豊「バリバリ頑張ってまいる」香港回避レシステンシアに朗報!? ヴィクトリアマイル(G1)コンビ再結成の可能性もアノ騎手と”争奪戦”避けられず
先週の高松宮記念(G1)で2着だったレシステンシア(牝4、栗東・松下武士厩舎)が、来月16日に東京競馬場で行われる古馬牝馬のマイルG1・ヴィクトリアマイルに出走を予定していることがわかった。
同馬は先日、香港のチャンピオンズマイル(G1)への招待を受諾したばかりだった。所属するキャロットクラブのホームページの発表によると、3月31日にノーザンファームしがらきに放牧に出されていたが疲労が見られたため、中3週となる香港遠征は間隔的にも難しく、見送られることとなった。
雨中のスプリントG1で勝ったダノンスマッシュと激戦を繰り広げたレシステンシア。海外G1制覇の期待も大きかっただけに回避は残念ではあるが、4歳と若くチャンスはまだまだ残されている。
そして、25日に開催のチャンピオンズマイルを回避し、次走が5月半ばとなることはレシステンシア陣営にとっても好材料となるかもしれない。
高松宮記念には急遽、浜中俊騎手とのコンビで出走したレシステンシアだったが、当初は武豊騎手が鞍上に予定していた。ところが、本番1週前に武豊騎手が負傷したため戦列を離脱。昨年の桜花賞(G1)以来のコンビ再結成とはならなかった。
しかし、レシステンシアの次走がヴィクトリアマイルなら、再びコンビ結成の話が出ても不思議ではないだろう。
「武豊騎手と再タッグの可能性はあるでしょうね。北村友一騎手がクロノジェネシスでドバイ遠征することもあって、高松宮記念は乗り替わりとなりましたが絶対的なパートナーといえるかどうかは定かではありません。現に桜花賞は武豊騎手、NHKマイルC(G1)ではC.ルメール騎手へと乗り替わった経緯もあります。
ルメール騎手にはグランアレグリアがいるため、昨年予定していたローテーション的にも大阪杯の次はヴィクトリアマイルや安田記念が濃厚と考えられます。浜中騎手にしても1着なら続投もあったかもしれませんが2着に敗れていますから、こちらは北村友騎手が優勢でしょう」(競馬記者)
武豊騎手が再びレシステンシアの鞍上候補へ浮上するためには、一刻も早いケガからの復帰が条件となるが、復帰を望むファンにとっては朗報も舞い込んだ。
1日に更新された公式サイトによると、武豊騎手は3月24日に骨折部分の手術を行ない、幸いにも症状は軽かった様子。数日の入院を経て、すでにリハビリに入っているとのこと。
「無理はせずに、リハビリを頑張ります」と、慎重な姿勢を見せた武豊騎手だが「非常に順調に来ていることから、当初から目指していた5月の復帰はかなうような気がしています」と前向きなコメントで締めくくった。
また、5月初旬の復帰が間に合うようなら春の天皇賞(G1)でワールドプレミアの騎乗も見えて来る。
「右足の甲以外はなんともなく元気なので、バリバリ頑張ってまいるつもりです」と強い意欲を見せたレジェンドの復活に期待したい。