JRA 川田将雅「新コラム連載」に思う福永祐一の失敗談!? 「プラスより、リスクのほうが大きいと思います」日本人トップ騎手が語った覚悟
『netkeiba.com』で連載されている数々のコラムの中でも、屈指の人気を誇った『祐言実行』。福永騎手自身が読者の質問に答えたり、レース見解を語ったりする充実した内容が好評を博していたが、2018年3月の更新を最後に休載発表している。
その理由は、やはり一部の読者との摩擦だった。福永騎手は「読者にとって自分が賭けの対象である以上、目にする側のフィルターによって、同じ言葉でも意味が変わってくる」とコラムだけを通じて情報発信する“限界”を痛感……読者との認識の相違に少なからぬ葛藤があったようだ。
川田騎手も福永騎手と同じトップジョッキーであり、同じ『netkeiba.com』でのコラム連載を試みる以上、『祐言実行』の休載事情も理解しているに違いない。
「レース回顧を含めた近況報告や、僕自身の経験や競馬観を少しずつ綴っていくことで、今までと違う見方、捉え方、楽しみ方に繋がってくれればと思っています」
そうコラムの方針を語った川田騎手。果たして、福永騎手が断念せざるを得なかった読者との交流をどう紡いでいくのか。まずはその覚悟に敬意を評し、満を持して腰を上げた日本人騎手No.1ジョッキーの動向を見守りたい。