JRA M.デムーロ「大復活」もG1騎乗は不透明!? 超新星テルツェットで約1年ぶり「重賞勝利」にファン歓喜も厳しい現実

 先月27日の日経賞(G2)で松山弘平騎手が2週間の騎乗停止に。桜花賞(G1)のアールドヴィーヴルと、皐月賞(G1)のグラティアスに騎乗できなくなったことで、デムーロ騎手に“代打”のチャンスが巡ってきたのだ。

「今回のテルツェットも戸崎騎手に替わる代打騎乗でしたが、今のデムーロ騎手には重賞でかつてほど有力馬のオファーが舞い込んでくるわけではありません。

しかし、かつての勝負強さは周囲の関係者もよく知っていますし、代打騎乗でも結果を残せば『やはり大舞台はデムーロ』という風向きになるはず。結果を出しても、次に乗れないことが多い代打騎乗ですが、復活を目指す今のデムーロ騎手にとっては大きなチャンスだと思いますね」(別の記者)

 この勝利を待ち侘びていたのは関係者だけではなかったようだ。レース後には、4連勝を挙げたテルツェットよりもM.デムーロ騎手が大きな話題に。SNSや掲示板でも「デムーロ復活!」「デムーロ待ってた」「これは春G1が楽しみ」と、デムーロ騎手の復活勝利を待っていたファンからの声が続々……瞬く間に「デムーロ」がトレンド入りした。

「能力は十分にあるので、この先が楽しみです」

 そう勝利騎手インタビューでテルツェットの今後に期待したデムーロ騎手だが、陣営が視野に入れているヴィクトリアマイル(G1)で騎乗できるかは不透明だ。しかし、今は“代打屋”でもいい。「デムーロ復活」に必要なのは、自身の勝負強さ健在をアピールできる大舞台での結果に他ならないはずだ。

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