JRA桜花賞(G1)1番人気ソダシはバッサリ! 松山弘平の騎乗馬選択が導く「大穴◎」阪神JF組凡走で高配当も!?

 11日、阪神競馬場で行われる桜花賞(G1)を今週は予想していく。

 今年の桜花賞は、前売りオッズから阪神JF(G1)組のソダシとサトノレイナスが人気の中心となりそうで、それに続くのがチューリップ賞(G2)組で阪神JFにも出走していたメイケイエール。そこから少し離れてクイーンC(G3)勝ち馬アカイトリノムスメ、チューリップ賞でメイケイエールと同着だったエリザベスタワーと続く。

 注目したいのはクイーンC組で、リーディング2位の松山弘平騎手がアールドヴィーヴルに騎乗する予定であった。実際には騎乗停止となりM.デムーロ騎手が騎乗するわけだが、松山騎手が前走チューリップ賞で騎乗していた3着ストゥーティではなく、クイーンC2着のアールドヴィーヴルに騎乗したということからも、クイーンCのレベルが高いという可能性は大いにあり得る。

 1着アカイトリノムスメ(2番人気)、2着アールドヴィーヴル(5番人気)、3着ククナ(1番人気)が桜花賞に出走するが、上位3頭は0.1秒差の中にひしめく接戦だった。最終コーナーでも3頭同じような位置取りだったことから、展開次第で着順は入れ替わるのではないだろうか。

 見解的には、阪神JF組VSクイーンC組。人気なども考慮して印を打った。

「◎」は、7番ククナ

 サトノレイナス以外で、唯一ルメール騎手がデビューから手綱を執り続けた馬。これまでリーディングジョッキーが乗り続けたというのは、能力を認めている証拠とも言えるのではないだろうか。

 ルメール騎手が最終的にサトノレイナスを選んだことから能力的に劣る可能性は高いと思うが、サトノレイナスは大外枠。ククナ陣営が「レースでは小出しに脚を使うと終いが甘くなるので、窮屈な競馬でもいいので馬群で脚を溜める形がいいですね」と話すように、内目で脚を溜められれば一発が期待できる。

 昨年のアルテミスS(G3)では、先行馬が上位を占める中でソダシの2着。上がり最速の33.4秒の脚を使い、唯一後方から追い込んでいる。前走のクイーンCでも3着と敗れているが、勝ち馬アカイトリノムスメとの差は僅かであり、上手く立ち回ればここでも差はないと見た。

 陣営は「調教は順調ですし、力の出せる態勢に持ってこられました。毛ヅヤがいいですし、馬体もふっくら見せています。体調は凄くいいですよ」とデキに関しても太鼓判を押す。阪神JF組に不安があるからこそ、人気薄のクイーンC組から入りたい。

「○」は、10番アールドヴィーヴル。

 こちらもクイーンC組となるが、現在リーディング2位の松山騎手が騎乗を予定していた馬。騎乗停止によりデムーロ騎手が騎乗するが、鞍上は問題ないと見る。

 とはいえ、素材は一級品も奥手の血筋がどう影響するか……。関係者は「2戦目で大きく体を減らし細く見えましたが、それでもエンジンがかかってからはいい脚を使っていましたし、惜しい内容でした。今回はテンションなどを考慮してソフトな調整ですし、これがどう出るかですね」と話しており、評価は難しい。ただ、リーディング上位の松山騎手がデビュー戦から騎乗し続けていたように、能力が高いのは間違いないだろう。

 ククナもそうだが、要はクイーンCのレベル次第。人気薄で通用するなら、印上位2頭のどちらかという見立てだ。

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