JRA世界的名手から「武豊の次に上手い」と評された名手が「今年0勝」の大苦戦……福島牝馬S(G3)「直線の不利が全て」痛恨5着で若武者・団野大成に戒告
レース直後からTwitterや掲示板などで「不利がなければ突き抜けてた」「もったいないレース」など、ムジカの不完全燃焼を嘆く声が多く見られ、中には「団野は騎乗停止にすべき」「(現行ルールで)斜行はやったもん勝ち」という厳しい声もあった。
昨年10月に調教中の落馬事故で第一腰椎を骨折し、長期休養を余儀なくされていた秋山真騎手。今年2月に復帰を果たしたが、この日までに56回騎乗して2着が5回あるものの初勝利が遠い。
「直線の不利が全て。それが痛かった」
レース後、そう無念のコメントを残した秋山真騎手。かつて、世界のトップジョッキーであるR.ムーア騎手が「武豊騎手の次に上手い」と評したベテラン騎手の長い“トンネル”が続いている。
(文=銀シャリ松岡)
<著者プロフィール>
天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。まれに自分の記事で泣く。