JRA天皇賞・春(G1)近藤真彦ジャニーズ退所が呼び込む「たのきんトリオ」「金八」馬券!? 該当する穴馬とは?
2日、阪神競馬場で開催されるのは天皇賞・春(G1)。古馬による伝統の長距離戦を前に芸能界からあるニュースが飛び込んできた。
1977年からジャニーズ事務所の“長男”として活動してきたタレントの近藤真彦氏が4月30日付で同事務所を退所。「新たな道へと進む」ことを発表した。
近藤氏といえば、昨年11月に年下女性との不倫が発覚。無期限の活動自粛処分を受けていたが、今回自ら退所を申し入れたという。歌手・俳優として、そしてレーサーとして長く活躍してきた近藤氏のジャニーズ退所というニュースから、天皇賞・春のサイン馬券を読み解いていく。
出走馬17頭を見て、真っ先にリンクするのは『近藤』英子氏が所有するアリストテレス(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)だろう。その母の名はブルーダイアモンドで、近藤氏のヒット曲「スニーカーぶる~す」ともマッチする。馬券の軸はこの馬で間違いないだろう。
オーナー名でいえば、金子『真』人氏も気になる(馬主名義は金子真人ホールディングス)。騎手、調教師などを含めても『真』もしくは『彦』の字を持つのは金子オーナーだけ。しかも今回はシロニイ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)、マカヒキ(牡8歳、栗東・友道康夫厩舎)、そしてユーキャンスマイル(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)の3頭(トリオ)を出走させる。
近藤氏といえば、田原俊彦氏、野村義男氏とともに「たのきんトリオ」としても活動。そろって『3年B組金八先生』の第1シリーズに生徒役で出演したことで知られる。
そういう意味でも、金子オーナーの「トリオ」から1頭は馬券に絡む可能性が高そうだ。そして今年の天皇賞・春にはもう一組の「トリオ」が注目を集めている。
それが横山典弘、和生、武史の親子トリオである。グレード制が導入された1984年以降で親子騎手3人による同一JRA・G1騎乗は初めて。父・典弘騎手はオセアグレイト(牡5歳、美浦・菊川正達厩舎)、長男・和生騎手はジャコマル(牡7歳、栗東・松永幹夫厩舎)、そして三男・武史騎手はウインマリリン(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎)にそれぞれ騎乗する。ここでも3頭のうち1頭は馬券に絡んできそうだ。
最後はデビュー作品となった“金八先生”に関わる馬を探した。注目したのはオルフェーヴル産駒の3頭。オルフェーヴルとはフランス語で『金』細工師を意味する。その産駒がそろって『八』枠に収まった。オセアグレイト、メロディーレーン(牝5歳、栗東・森田直行厩舎)、そしてオーソリティ(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)の『金八トリオ』にも注意する必要があるだろう。
ここまで総勢9頭もの名前が挙がったが、軸に据えるのは、『近藤』オーナーのアリストテレスと2度名前が挙がったオセアグレイトの2頭。三連複2頭軸でそれ以外の7頭に流せば7点で収まる。シロニイ、ジャコマル辺りの人気薄が絡めば、大万馬券は必至。アリストテレスとオセアグレイトの馬連でも前日最終で100倍を超えている。
国内の“レース界”を盛り上げてきた近藤氏の新たな旅立ちと天皇賞・春が“マッチ”する奇跡は果たして起こるだろうか。
(文=中川大河)
<著者プロフィール>
競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。