マカヒキとキタサンブラックがドバイで激突か!? 両陣営の選択が国内に大きな影響を……
3月に開催されるドバイシーマC(G1)に、昨年の日本ダービー馬マカヒキを登録したと、同馬を管理する友道康夫調教師が明かした。
マカヒキは昨年凱旋門賞14着から休養に入っており、今年の復帰戦にはR.ムーア騎乗で2月の京都記念が予定されている。その後、大阪杯かドバイ遠征のどちらかを選択するという。昨年のダービー馬の復帰、そしてその後の展開には注目が集まるところだ。
またキタサンブラックも、清水久詞調教師が「どのような評価をされるのか知りたい」(スポーツ報知)として同レースへの登録を考えているという。こちらも海外遠征を選択しないならば、大阪杯か天皇賞、さらにその先の宝塚記念を見据えていくとのこと。マカヒキ、キタサンブラック両陣営とも海外国内を両睨みしつつ、春のプランを組んでいくようだ。
ドバイシーマCは98年に創設されて以来、01年のステイゴールド、06年のハーツクライ、14年にはジェンティルドンナと多くの日本馬が勝利を収めてきた。昨年はクラシック二冠のドゥラメンテ、ラストインパクトらが出走。ドゥラメンテは前評判こそ高かったものの、レース前の落鉄という不運もあり、惜しくも2着に敗れた。
マカヒキ、キタサンブラックには、ドバイシーマCに出走しドゥラメンテの雪辱を晴らす期待もかかるが、なにより胸躍るのは、海外の地で実現する2頭の初対決だろう。今年の有馬記念、キタサンブラックにクビ差で勝利したサトノダイヤモンドをマカヒキは日本ダービーで下している。
ただ、休養明けだけにすぐに力を発揮できるかは未知数だ。