JRA オークス(G1)予想「爆穴」ディープインパクト産駒に自信あり!? 無敗ソダシは軽視「未勝利・男」の仁義なき戦い【宍戸ハレ】
「○」は、9番ユーバーレーベン。
こちらは、昨年3着だったウインマイティーと同じゴールドシップ産駒だ。
近3走は3着止まりだが、陣営が「2000m以上は合っている」と早くからオークス向きを示唆していた馬。どんな相手でも3着と決め手のなさを感じさせる内容だが、逆にいえば父ゴールドシップと同じようなどこまでも伸びて行きそうなスタミナを感じさせる。
唯一9着と大きく敗れたアルテミスSはソダシが2番手から押し切った東京マイルのスローペース戦で、ユーバーレーベンは後方からの競馬。やはり今回も中団より後ろからの競馬にはなるだろうが、長丁場での逆転を期待したいところだ。
「▲」は、5番クールキャット。
こちらは前走がユーバーレーベンと同じフローラS(G2)で、早めの競馬から押し切っている。
これまでユーバーレーベンとは3度対戦しているが、全て0.2秒以内の着差で好走も凡走もともにしていることから適性が近いということだろう。
父はスクリーンヒーローで、昨年の2着馬ウインマリリンと同じ。やはりゴールドシップ産駒のユーバーレーベンが来るような流れになれば侮れない1頭で、ここはチャンスがあると見たい。
「△」は4番タガノパッション、7番アカイトリノムスメ、11番ソダシ、15番アールドヴィーヴル、18番ステラリアの5頭。
まず、アカイトリノムスメとソダシは、単純にレベルが高い桜花賞での走りを認めてのもの。適性云々を抜きにした能力は今回のメンバーでもトップクラスの2頭で、どちらも比較的前目での競馬を想定している。これら2頭がまとめてくるようなら完全にお手上げだが、どちらかが能力で3着以内に残ってしまうことを考えての押さえだ。
どちらかといえばタガノパッション、アールドヴィーヴルの2頭が気になる存在で、血統的にはどちらもシンボリクリスエス持ち。昨年5着だったマジックキャッスルも母父がシンボリクリスエスであったことも追い風になると考えた。
また、昨年のオークスを制し無敗の三冠馬となったデアリングタクトは、父がシンボリクリスエスの仔であるエピファネイアで、母父がキングカメハメハ。タガノパッション、アールドヴィーヴルともに父がキングカメハメハで少しばかり重なる部分もある。
ステラリアはクイーンC(G3)でアールドヴィーヴルと同じく上り最速タイの34.1秒を記録。父キズナはどうかも、母方の欧州色が濃い血にスタミナ的な魅力を感じた。