JRA【日本ダービー(G1)展望】“三冠級”エフフォーリアに死角はあるか? 相手筆頭は14年ぶり快挙狙うサトノレイナス★上位人気馬予想オッズ付き★
5か月ぶりの実戦で青葉賞(G2)を制したワンダフルタウン(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎)も別路線組の有力候補。
デビューから5戦して一度も馬券圏外なしという安定感が自慢だ。昨秋の京都2歳S(G3)勝利後は爪の不安で皐月賞には間に合わず。ダービーを見据えての余裕残しで前哨戦を制し、上積みも十分ある。
前走後には、和田竜二騎手も「状態的にはここを使ってもっと良くなる」と話し、高橋義調教師も「左回りの長い距離は、条件として合う」と自信を見せる。青葉賞馬はダービーを勝てないというジンクスを打ち破れるだろうか。
皐月賞組では、2着に粘ったタイトルホルダー(牡3歳、美浦・栗田徹厩舎)も怖い一頭だ。祖父キングカメハメハ、父ドゥラメンテに続く3代制覇が懸かる。
ステラヴェローチェ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)は、テン乗りだった吉田隼人騎手の好騎乗で皐月賞3着に好走。デビューからマイル戦を使われていたが、バゴ産駒だけにさらなる距離延長はプラスに出る可能性もある。
皐月賞5着のヨーホーレイク(牡3歳、栗東・友道厩舎)はデビューから5戦連続で上がり最速の末脚を持つ。川田騎手への乗り替わりで勝負気配が漂う。
この他には、ディープモンスター(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)は武豊騎手と、京都新聞杯(G2)勝ちのレッドジェネシス(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)は横山典騎手というダービージョッキーとのコンビでそれぞれ一発を狙う。
NHKマイルC(G1)では、まさかの落馬で競走中止となったバスラットレオン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が参戦を表明。展開のカギを握る存在となりそうだ。
エフフォーリアが無敗の2冠馬に輝くかどうか。その一点に注目が集まる今年のダービー。発走は15時40分を予定している。