JRA 池添謙一騎手があの「人気競馬漫画」とコラボ!? 安田記念(G1)丸2年「勝ち星無し」真っ黒な馬体のダノンプレミアムと起こす「黒い奇跡」

池添謙一騎手 撮影:Ruriko.I

 東京競馬場5週連続G1開催のフィナーレを飾る、第71回安田記念(G1)。

 昨年はグランアレグリアに騎乗し、持ち前の勝負強さでアーモンドアイを撃破。見事に安田記念を制覇したのが池添謙一騎手だ。

 今年は2019年のマイラーズC(G2)以来、勝ち星から遠ざかっているダノンプレミアム(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗する。今回がテン乗りとなるため、2週連続で調教に跨り感触を確認。「コンタクトが密に取れた。以前と比べることはできないが、状態が良いのは間違いない」とコメント。どうやら初めてコンビを組む相棒から好感触を得ているようだ。

 SNSでも度々情報を発信している池添騎手。先日は自身のTwitterに『みどりのマキバオー』の作者である、漫画家のつの丸氏に描いてもらったと思われる似顔絵を投稿。大きな話題を呼んでいる。

『みどりのマキバオー』は1994年から98年の間、『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた、つの丸氏による人気競馬漫画だ。主人公の競走馬であるミドリマキバオーが、様々な出会いや別れを経験し、競走馬として成長して行く姿を描いた作品である。

 後にフジテレビ系列でアニメ化され、今年からは『グリーンチャンネル』でも再放送がスタート。連載が終了してから20年以上が経過した今でも、その人気は衰えることを知らない。

 今回の似顔絵は、池添騎手が『netkeiba.com』に連載している動画『謙聞録-kenbunroku-』に、つの丸氏がゲスト出演した際、サプライズでプレゼントされたもののようだ。オルフェーヴルに跨り指を1本立てた池添騎手が、鼻水やよだれを垂らした『つの丸テイスト』で描かれている。他にも、マキバオーが描かれたサイン色紙や、池添騎手とつの丸氏のツーショット画像が併せて投稿された。

 これを見たネット民から、「似てる」「羨ましい」「さすがつの丸先生」といった声が相次ぎ、また「カスケードより強そう」「服を着ていてよかったです」といったコメントも付いた。池添騎手も相当に気に入っている模様で、今回の似顔絵をさっそくTwitterのプロフィール画像に設定したようだ。

 その真っ白な馬体から「白い奇跡」と呼ばれたミドリマキバオー。日曜日、池添騎手が安田記念で跨るダノンプレミアムは、マキバオーとは対となる、青鹿毛の真っ黒な馬体を誇る。17年の朝日杯FS(G1)以来のG1制覇、果たして「黒い奇跡」を起こすことは可能だろうか。

 また、安田記念を連覇した騎手は過去に保田隆芳元騎手、岡部幸雄元騎手の2人しかいない。先週は福永祐一騎手が史上3人目のダービー連覇を果たした。今週は池添騎手の史上3人目の安田記念連覇にも期待したい。(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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