京成杯の結果でレイデオロの評価がますます高騰! コマノインパルスとマイネルスフェーンを「子ども扱い」した驚愕内容
15日に行われた3歳重賞の京成杯(G3)。過去にはエイシンフラッシュにフェイムゲームが勝利するなど、後々の重賞戦線を賑わす強豪を輩出してきた出世レースである。
今年の同レースを制したのは、田辺裕信騎乗の1番人気コマノインパルス(美浦・菊川厩舎)だった。同馬はこれで3戦2勝。4コーナー手前からまくり上げ、最後まで伸び続けての勝利となかなか強い内容だった。
2着には4戦目にして未勝利を脱したガンサリュート(栗東・安田厩舎)がいきなりの重賞挑戦ながらも後方から上がり最速の脚を繰り出して入線。3着には前走、年末のホープフルS(G2)を2着としたマイネルスフェーン(美浦・手塚厩舎)が、インコースから抜け出せず外を回らされながらも何とか飛び込んだ。上位3頭はそれぞれに今後の可能性を示したレースだったと言えるだろう。
そしてこの結果が、すでに今年のクラシック「最有力候補」の1頭である”アノ馬”の強さを改めて証明したと話題だ。
昨年のホープフルS(G2)を楽な手応えで完勝。インコースを上手く抜け出したマイネルスフェーンをいとも簡単に引き離したレイデオロ(美浦・藤澤厩舎)である。
このレイデオロは現在3戦3勝だが、2戦目の葉牡丹賞(2歳500万下)では、京成杯を勝利したコマノインパルスと激突している。この時もコマノインパルスは4コーナーからのまくりで先行勢をひと飲みにする力強い競馬を見せていたのだが、先頭に立った直後、大外からレイデオロが次元の違う脚であっという間に交わされ、余裕をもって1馬身半差をつけられてしまった。