JRA【マーメイドS(G3)展望】「福永祐一⇔岩田康誠」有力2頭が“謎”の鞍上スイッチ!? 「復調気配」アブレイズ&サンクテュエールら上位は混戦模様
アブレイズ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、デビュー2戦目でフラワーC(G3)を制した実力の持ち主だ。しかし、その後は骨折もあって低迷が続いていた。
一貫して牝馬限定重賞を歩んでいたが、前走は新馬戦以来となる牡馬との一戦。メイS(OP)に紅一点で臨んだ。レース前半は好位で脚を溜め、先団を見る形で追走。直線は外に持ち出されると末脚を伸ばし、先頭でゴールを駆け抜けた。
騎乗した大野拓弥騎手は「この先につながる内容で勝てた」と話したように、1年近く続いた不振を脱した可能性は高い。9日の1週前追い切りでは、栗東坂路でこの日の1番時計となる49秒2をマーク。前走からさらに状態は上昇ムードだ。
この他には、昨年末のターコイズS(G3)2着以来、半年ぶりの実戦を迎えるアンドラステ(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)、前走の福島牝馬S(G3)で「ハナ+クビ」差の3着に激走し、復活の兆しを見せたサンクテュエール(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、昨年の秋華賞(G1)3着馬のソフトフルート(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)などが出走を予定している。
今年も軽ハンデを味方に格下馬の好走は見られるのか。マーメイドSは20日15時35分に発走予定だ。