JRAピースオブエイト「伝説の新馬戦」級デビューでグランディアを返り討ち!? 川田将雅ダノンスコーピオンに強敵登場か、着差以上の強さを裏付けた衝撃の理由とは
これにはレース後に福永騎手が「初戦としては言うことがないですね」と大絶賛するコメントを残したのも当然。来年のクラシックを目指すパートナーとして将来性を感じたのではないか。
「バテた馬を交わすだけならよくあるケースですが、加速ラップでの差し切りは能力が高くなければ、なかなか出来ない芸当です。破ったグランディアも評判馬でしたから、この勝利は価値がありますね。
それだけに3着以内に入った3頭の実力は相当なものでしょう。そんなレースで完勝したピースオブエイトだけに、後に伝説の新馬戦だったなんていわれることもあるかもしれませんよ」(競馬記者)
敗れたグランディアに騎乗していた川田騎手は、伝説の新馬戦といわれた6月20日の阪神競馬でデビューしたダノンスコーピオンというお手馬がいるが、ピースオブエイトの走りも引けを取らなかっただけに、新たなライバル登場に警戒を強めたはずだ。
(文=高城陽)
<著者プロフィール>
大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。