C.ルメール騎手が勝ち上がらせた「豪華過ぎる」素質馬たち……今年もクラシック制覇に向けて着々と築かれる「ルメール帝国」とは
無論、他の有力騎手も同じことを目指して行っているが、ルメール騎手のそれは「数」も「質」も圧倒的な状況といえるだろう。新馬戦勝率0.319は、全体勝率0.237の後押しとなったことは述べるまでもなく、上積みされた22勝も戸崎騎手とのリーディング争いの原動力となっていたはずだ。
「もちろんエージェントの力も大きいですが、ルメール騎手は技術が高いという大前提があります。当たりが柔らかくて変なことをしない騎手としても有名で、ゲートも上手ですし、レースを教える段階にある新馬を託すには信頼しやすい騎手というイメージもあると思いますよ」(競馬記者)
いずれにせよ、新馬戦での信頼感は抜群だ。「新馬のルメール」などと呼ばれる日が来るかもしれない。