JRA 武豊との対決制し「最強の未勝利馬」爆誕!? 「今年0勝」崖っぷち騎手が再び掴んだ光明! 新種牡馬キタサンブラック産駒がセレクトセールで大苦戦……【週末GJ人気記事総まとめ】

まさかの「億超えゼロ」14頭合わせてもキズナ産駒1頭に完敗! 新種牡馬キタサンブラック産駒がセレクトセールで「不振」に終わった理由

ライター「A」:今年も大盛況で終わったセレクトセールですが、今夏に産駒がデビューしている新種牡馬キタサンブラックの産駒は、あまり高い評価を得られなかったようです。

デスク「Y」:毎年、新種牡馬は7月のセレクトセールまでに産駒を活躍させられるかが第一関門って言われているけど、結局キタサンブラック産駒は勝てなかったもんね。期待のコナブラックで負けたのが、やっぱり響いた感じなのかな。

ライター「A」:そのコナブラックは、先週の未勝利戦で勝ち上がってますね。ただ、セレクトセールが終わってしまった後なので、時すでに遅しといった感じです。

デスク「Y」:最初のG1勝ちが菊花賞だったように、キタサンブラック自体が元々奥手の馬だったからなあ。距離も2000mくらいはあった方が良さそうな感じの産駒が多いみたいだし、今の時期からすぐに活躍ってのは難しかったんだろうね。

ライター「A」:まだまだ期待の産駒はいますし、繁殖の質を考えれば頑張っていると思いますね。ただ、現役時代は武豊騎手とのコンビで一時代を築いた馬ですから、ファンや周囲の期待も大きいと思います。

デスク「Y」:でも昔から突然変異的に出てきた名馬って、種牡馬になってあまり成功できてないんだよね。例えばオグリキャップとか、ミホノブルボンとか、テイエムオペラオーとか。

ライター「A」:確かに冷静に血統を見ると、キタサンブラックはブラックタイド×サクラバクシンオーですもんね。ディープインパクト×サクラバクシンオーのアデイインザライフが2000m以下で活躍したことを考えれば、マイラーになっている方が自然なようにも感じます。

デスク「Y」:そうそう。繁殖牝馬で苦戦してるウオッカにしても、血統の傾向だけで言えばダートのマイラーになっててもおかしくない。成功している種牡馬は、現役時の実績も然ることながら、客観的に見てもやっぱりそこそこ以上の良血馬なんだよね。

ライター「A」:突然変異は、やはり突然変異ということなのでしょうか。それにしてもサクラバクシンオーを母父に持つキタサンブラックが天皇賞・春(G1)を連覇しているのは、本当に不思議です。

デスク「Y」:個人的な見解だと、サクラバクシンオーのお母さんのサクラハゴロモが、天皇賞・春を勝ったアンバーシャダイの全妹だから、その辺が隔世遺伝したのかなあと思ってる。

ライター「A」:なるほど。では、キタサンブラックは今後色々なタイプの仔を出すかもしれませんね。久しぶりに、デスクと実のある話をしたような気がします。

デスク「Y」:キミはオレをなんだと思ってるんだ……?

 さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

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