武豊も自画自賛!『世界のトップ100・G1レース』で評価急落のジャパンCの「裏」に競馬の世界最高機関の目をくらませた”ユタカマジック”の神髄
25日、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が昨年各国で開催された『世界のトップ100・G1レース』を発表した。JRA(日本中央競馬会)が公式ホームページ上で掲載している。
これはIFHAが、毎年のこの時期に競馬開催国へ向けて発表していたもので、これまでは近3年の1~4着馬のレーティングの平均値を用いてランキングしていたが、今回からは純粋に昨年だけのレーティングを用いるようになった。
つまりシンプルになった分、昨年の世界各国のレース評価がわかりやすくなったということだ。
日本からは有馬記念(13位)、宝塚記念(15位)、天皇賞・秋(19位)などが上位にランクインしている。だが、その一方で日本の競馬ファンにとってはある意味「意外な評価」といえるレースがあった。
それは3歳限定の皐月賞や日本ダービーにも後れを取り、世界の28位、日本国内でも6番目の評価に甘んじたジャパンCだ。
昨年の年度代表馬キタサンブラックが勝利した昨年のジャパンC。近年、有力外国馬の参戦が乏しく、何かと存在意義が問題視されているレースだが、その一方で賞金は日本のレースの中で最高額となる。そんな日本を代表するレースが国際的に低い評価を受けた事実は、日本競馬にとって本来なら好ましい状況とはいえないだろう。
これは前基準が近3年の平均値だったとはいえ、ジャパンCが昨年は世界7位、日本1位の評価を受けていたことを考慮すると「評価急落」といえるだろう。
だが、昨年のジャパンCに限れば、むしろその低い評価が「ある騎手」の価値を高めているという見方もできるのではないだろうか。
それこそがキタサンブラックに騎乗していた武豊騎手だ。