JRA【新潟2歳S(G3)展望】「勝率71.4%」川田将雅×中内田厩舎が送り込むセリフォスに課題!? ステラヴェローチェの妹やククナの弟もチャンスあり!
アライバル(牡2歳、美浦・栗田徹厩舎)も1戦1勝で、デビュー2連勝を懸けて臨む。
デビュー戦はクレイドルと同じく6月の東京マイル戦。単勝1.8倍の断然1番人気の支持を受け、結果は2馬身半差の快勝。雨が降る中、稍重馬場をものともせずスローの瞬発力勝負を制した。
騎乗したC.ルメール騎手は「能力がありそうな馬です。道中乗りやすく、瞬発力を見せてくれました。楽勝でした」と絶賛。父ハービンジャーの産駒は従順な気性の馬が多く、アライバル自身も父のいいところを受け継いでいれば、2歳戦では大きな強みになるだろう。
母は桜花賞(G1)2着、オークス(G1)3着のクルミナルなので、1歳上にはククナ(父キングカメハメハ)がいる。その半姉もアルテミスS(G3)で2着と、2歳重賞で好走しており、アライバルにも期待が懸かる。
血統的にはスピードよりはパワータイプか。瞬発力勝負になりやすい新潟マイル戦で、良馬場なら高速決着が濃厚。真価を問われる一戦となりそうだ。
オタルエバー(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎)は、デビュー戦で新潟1600mを経験済み。逃げ切り勝ちを収めたその一戦で、評判馬のコリエンテスに4馬身差をつけた。
クラウンドマジック(牡2歳、栗東・加用正厩舎)は、この世代一番星を挙げたエピファネイア産駒。そのデビュー戦は、スタートで出遅れたものの、直線外を伸びて豪快に差し切り、完成度は高め。
この他には、半姉にベルカントとイベリスがいる短距離血統のサイード(牡2歳、栗東・角田晃一厩舎)、福島芝1800mのデビュー戦を3馬身半差で快勝したウインピクシス(牝2歳、美浦・上原博之厩舎)などが出走を予定している。
ここを勝って暮れの2歳G1に名乗りを上げるのはどの馬になるのか。レースは29日15時45分に発走予定だ。