武豊騎手「神騎乗連発」の地方競馬表彰で「リーディング」への思い語る! 中央では全盛期並みの「驚異的数字」に衝撃

 2日、『NARグランプリ2016』の表彰式が都内で開催され、昨年ダートグレード競走通算100勝を挙げた武豊騎手が特別賞を受賞、表彰された。

 昨年地方競馬で34回騎乗した武騎手の成績は「17・9・4・4」という、目を疑わんばかりの好成績。コパノリッキーやアウォーディーなど強力なお手馬を見事にエスコートし、わずかな騎乗回数ながら地方全国リーディングで収得賞金5位(441,010,000円)という離れ業をやってのけた。

 春はコパノリッキーでかしわ記念や帝王賞を勝利、秋にはアウォーディーでJBCクラシックをしっかり勝利した他、交流重賞全体で常に上位に食い込んできた。47歳にして見せた地方での鬼神のごとき活躍は、海外G1勝利やキタサンブラックでの中央G1と並ぶ昨年の武騎手のハイライトといえるだろう。

 武騎手はダートグレード競走100勝に関し「たくさんいい馬に乗せて頂いたおかげ」と謙虚にコメント。さらに「競馬があればどこにでも乗りに行きたい」と、地方や海外、中央を問わず競馬への思いは常に変わらないことを強調した。

 そして、現在JRAリーディング2位(3日現在)であることに関しても話が及び、「日刊スポーツ」の取材に対して「当然リーディングを取りたいと思っています。もう何年も遠ざかっていますから」と、9年ぶりリーディング騎手への意欲も口にしている。

 2017年もその飽くなき向上心には一切曇りのない武騎手。特に今年は年明けから安定した騎乗ぶりを披露しており、12勝はもとより連対率0.415、3着内率0.509と全盛期を彷彿とさせる数字を残している。

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