JRA【神戸新聞杯(G2)展望】「乗り替わりでは勝てない」ダービーの常識覆したシャフリヤールに新たなジンクス?逆転の筆頭候補はステラヴェローチェに魅力

 重賞2勝の実績馬ワンダフルタウン(牡3歳、栗東・高橋義忠厩舎)もダービー以来となる実戦を迎える。

 2歳秋にラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3)、それ以来となった5月の青葉賞(G2)を連勝。ダービーでは5番人気の支持を受けたが、「時計が速すぎて対応しきれなかった」という和田竜二騎手の言葉通り、速い時計の出る馬場に泣き、10着に敗れた。

 切れ味勝負になれば分は悪いが、パワーとスタミナが問われる展開になれば、2頭の間に割って入る可能性も十分あるだろう。

 陣営は「春先に比べると精神的な面での成長が一番大きい」とひと夏を越えての成長に自信を見せている。デビューから手綱を取る和田竜騎手との黄金コンビで重賞3勝目はなるか。

 そのワンダフルタウンと青葉賞でハナ差の接戦を演じたのがキングストンボーイ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。

 ダービーの切符を手にしたものの、陣営は将来を見据えて大一番を自重。馬第一主義の藤沢和雄流を貫いたことが秋の舞台で結果につながるかどうか。引き続きC.ルメール騎手の騎乗も心強い。

 この他には、京都新聞杯(G2)を制したレッドジェネシス(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)、格上挑戦で臨んだ前走・白百合S(L)で4馬身差の完勝を収めたセファーラジエル(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎)などがスタンバイ。18頭立てだった昨年からは一転、10頭前後の少頭数が予想されるが、その中身は昨年と遜色ない濃さとなりそう。

 3着までの馬に菊花賞の優先出走権が与えられる注目の一戦は、26日15時35分に発走を予定している。

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