武豊「お前、自分が誰だか分かっているのか?」、蛯名正義に転売ヤーも本人特定!? エアグルーヴ×ベガの「大コケ」にガッカリ!? 【週末GJ人気記事総まとめ】
ライター「A」:先週の新馬戦でデビューした良血馬のライリッズですが、直線で伸び切れず5着に敗れてしまいました。
デスク「Y」:うーん、まだ幼さは見えたけど、そこまで悪い感じでもなかったから、逆に5着という結果は堪えるね……。ハープスターの弟だっけ?
ライター「A」:祖母に二冠牝馬のベガがいて、父がドゥラメンテになりましたから「エアグルーヴ×ベガ」という日本を代表する名牝のコラボとして期待されています。
デスク「Y」:「エアグルーヴ×ベガ」っていうのも良いけど、個人的には2頭の父トニービンの4×3のクロスに浪漫を感じちゃうなあ。ドゥラメンテが亡くなったばかりだから、余計に期待されてる部分もあるだろうね。ただ、わざわざC.ルメール騎手を手配したんだから、陣営の期待値は高いと思うよ。
ライター「A」:来年のクラシックというよりは、長い目で見たい馬ですね。それにしてもライリッズに限らず、最近は兄弟がG1馬とか、父も母もG1馬というような良血馬がなかなか結果を出せていない印象です。
デスク「Y」:今年のダービー馬のシャフリヤールが皐月賞馬アルアインの弟だけど、あれも4年くらい間隔が空いてるしね。昔のビワハヤヒデ、ナリタブライアン兄弟、アグネスフライト、タキオン兄弟みたいに2年連続でポンポンっていう例は本当に少ない。
ライター「A」:特にこれからは、かつてのサンデーサイレンスやディープインパクトのような「これを付けておけば大丈夫」的な種牡馬がいないですから、ますます血統馬が結果を残すのが難しくなるかも。
デスク「Y」:それはある。でも、逆に言えば血統のバリエーションというか、可能性が広がりやすくはなるね。例えば、今まで頑なにディープインパクトを付けていたけど、実はキズナが正解でしたっていう可能性もあるわけじゃない。
ライター「A」:クリソプレーズのように、ディープインパクトを付けたらマリアライト(宝塚記念、エリザベス女王杯など)、ゴールドアリュールを付けたらクリソベリル(チャンピオンズC、帝王賞など)という例もありますし。
デスク「Y」:そうそう。固定観念に囚われないっていうチャンスでもあるよね。(ライリッズの母)ヒストリックスターも今までずっとサンデー系ばかりだけど、今流行りのドレフォン付けたら、案外走ったりするかもしれないよ。
ライター「A」:ダートのスプリンターだったドレフォンから、芝1800mの重賞を勝つジオグリフ(札幌2歳S・G3)が出たのは驚きです。
デスク「Y」:良血になればなるほど、どうしても置きに行きたくなるから難しいけどね。これから種牡馬は戦国時代になるけど、どんな馬が出てくるかは楽しみだね。
さて、今週も毎度バカバカしいお話にお付き合いいただきありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)