京都牝馬S(G3)にレッツゴードンキ登場! 春の飛躍を誓う強豪が勢ぞろい
春の4歳以上の牝馬にとって最大の目標となるヴィクトリアマイルへの重要なステップ、京都牝馬Sが18日(土)に行われる。昨年から開催時期が1月から2月に、また距離も1600mから1400mに変更されているが、4歳以上の牝馬の今後の戦いを占う意味でも楽しみな1戦となるだろう。そんな京都牝馬Sへの出走を予定している注目馬を紹介する。
まず注目したいのがレッツゴードンキ(牝5、栗東・梅田厩舎)。2年前の桜花賞(G1)の勝ち馬で、出走を予定しているメンバーの中での実績は上位。桜花賞以降は厳しい戦いが続いておりここまで苦労を強いられてきた。昨年はスプリント戦線やダートレースに出走するなど今後どの路線で戦うかを模索していたようだが、それでもある程度の結果を残してきた。前走のターコイズSでは久しぶりの芝1600mだったが、トップハンデでも2着と結果を残している。良かったころの状態に戻ってきている今ならば、約2年ぶりとなる桜花賞以来の勝利は目前のはずだ。
アルビアーノ(牝5、美浦・木村厩舎)は大一番を目指すうえで結果を出したいところ。同じ舞台で行われたスワンS(G2)での勝利経験があり、コース適性は十分。今回の戦いは休み明けで臨む1戦となるが、休養明けの戦績が良くないことは不安材料となりそう。それでも、G1のNHKマイルCで2着、マイルCSで5着、高松宮記念で3着と大きなレースで掲示板を外したことが無いだけに能力に疑いはない。G1での戦いに向けてあえて完全に仕上げてこない可能性はあるが、牝馬限定戦ということを考えるとここでも注目しておかなければならない存在だろう。
4歳世代ではアットザシーサイド(牝4、栗東・浅見厩舎)が有力馬の筆頭だ。キャリアの全2勝を京都1400mコースであげており、距離的にはベストな条件と言えそう。鋭い差し足が魅力だが前走、前々走ではその能力を出し切れなかった印象が強く、慎重に評価したい。前走よりも距離が短縮される相性のいい舞台ならば、初の重賞制覇があっても不思議ではない。まだまだ発展途上の4歳馬だけに、ここからどのような活躍をしていくか今後も目が離せない。
昨年のこのレースに格上挑戦ながら4着と好走したスナッチマインド(牝6、栗東・岡田厩舎)は今年こそ大金星を狙う。戦績を見ると19戦で2着が9回と非常に取りこぼしが多い印象だが逆に言えば相手なりに走っていると言えるのかもしれない。昨年のこのレース以降は勝てそうで勝てない歯がゆいレースが続いていたが、前走でようやく勝利することができた。今回のレースで騎乗予定の浜中俊騎手とのコンビでは馬券圏内を外したことは無い。前走勝利の勢いそのままに連勝での重賞制覇を成し遂げたいところ。