白毛一族・ユキチャンに新産駒が誕生!! “逆斑”の新産駒は不振にあえぐユキチャン産駒の救世主になれるのか?
競馬界にまた1頭アイドルホース候補が誕生した。
白毛で知られる「シラユキヒメ一族」のユキチャンが、ノヴェリストとの間に”斑”の毛並み牝馬を出産した。
斑模様の馬といえば、ユキチャンの妹でゲート難の末に引退したブチコ、先日のくすのき賞を快勝してOP入りした弟のシロニイがそれあたる。だが、このユキチャン17は叔母や叔父とは真逆。画像を見ていただければわかるが、栗毛に白模様があしらわれているように思える。
この特徴的な模様を持つユキチャン17はネット上ですぐさま話題となり、「サラブレッドとは別種の馬みたい」「泥遊びした後のようだ……」という声や「まるで世界地図」「意外にかわいい」などの意見が出ており、賛否が別れているようだ。
デビュー前から注目されているユキチャン17。だが、近年の母馬ユキチャンの産駒成績があまり芳しくないこともあり、肝心の”走り”の面では不安視する者もいる。それもそのはず、ユキチャンの初産駒は12年にデビューした父馬キングカメハメのポリアフ、また翌年にはハービンジャーとの間に誕生したシロインジャーなどがいる。だが、ポリアフは未勝利戦で勝利をあげたものの昨年に引退、シロインジャーは未勝利のまま昨年引退・繁殖入りしている。
「今回誕生したユキチャン17の父・ノヴェリストは、13年のKジョージ6世&QES(英国・G1)などの重賞を複数制覇した経験を持ち、ユキチャン16の父であるヨハネスブルクもBCジュヴェナイルなど複数の海外重賞を制覇しています。また今年は順調に行けば、父馬・ロードカナロアのハウナニがデビュー予定です。いずれも良血馬ですので、この中から1頭でも目に見えた成績を残せる馬が出てくれば面白いのですが……。これまで人気が出た白毛馬は、話題先行の面が強いながらもたしかな実力も兼ね備えていました。このままの成績が続くようならば、いずれユキチャン産駒は注目されなくなると思います」(競馬誌ライター)
白毛の「シラユキヒメ一族」の血をレース場から絶やさないようにするためにも、ハウナニらユキチャン産駒にはなんとか頑張ってもらいたいところだ