JRA「単勝1倍台の馬の複勝よりも自信があります」霜降り明星・粗品のお気に入りホースが仕切り直しの一戦!「買い材料」満載でレアキャラまでも再登場か
30日、中京競馬場で美濃S(3勝クラス)が行われる。12頭がオープン昇級をかけて、中京芝2200mで争う一戦となる。
中でも人気を集めそうな1頭が、出走メンバーで唯一オープン勝利実績のあるセファーラジエル(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎)だ。
走ったレースのレベルの高さや、自身の気性の難しさが出るなどして、近走は不振に陥っているが、まともに走れば3勝クラスの中では通用する力を持っているだろう。4走前の白百合S(L)で4馬身差の圧勝を収めた。今回の条件は、中京芝2200mのため、距離が1ハロン違うだけなら当時の再現も期待できそうだ。
そして、そんな4歳馬を高く評価しているのが、競馬ファンから一際高い注目を集めているあの男だ。
「単勝1倍台の馬の複勝よりも自信があります」「あの有名なレース以降ずっとこの馬が来るのを待ってました」
自身のYouTubeチャンネルで視聴者へそう語ったのは、「本当の本当に鉄板師匠」こと霜降り明星の粗品である。
「生涯収支マイナス1億円君」「複勝生活激熱君」など様々なキャラを称し、毎週末の競馬予想を発表しているものの、結果はハズれてばかり。ついには、ファンの間で予想が全く当たらない“逆神”として定着しつつある。
迎春S(3勝クラス)当日に投稿した動画では「生涯収支マイナス1億円君」の師匠で新キャラの「本当の本当に鉄板師匠」に扮して、迎春Sの本命がセファーラジエルであることを明かした。
「粗品さんは動画内にて、セファーラジエルが3000mの菊花賞(G1)で道中掛かる場面が見られながら、逆に11着に残った内容を『凄いと思います』と、評価していました。そして『幼い面を残す馬』としつつも『能力は一線級。少し間隔をあけてリフレッシュした今回を狙いたい』『このクラスなら例え掛かったとしても、馬券になると予想します』と、鉄板に推奨した理由を説明していました。
気性に難しさのある馬は、間隔を開けた休み明けの方が落ち着いて走れるといわれていますので、非常に説得力がある予想でしたが……。
残念ながら、今回も掛かってしまいました。そして、あろうことか、自身が本命にした影響か馬券にすらなりませんでした」(競馬誌ライター)
粗品の予想をことごとく裏切る満点のオチを披露したセファーラジエルだが、今回は叩き2戦目で、得意の中京コースに替わる。さらに鞍上もテン乗りの幸英明騎手になるため、変身材料は十分あるといえる。むしろ今回こそが狙い時の見方もできるだろう。
「私が次、皆さんの前に現れるのは、次の本当の本当に鉄板の馬が現れた時ですね」
そう言い残した「本当の本当に鉄板師匠」は、10日以降1度も出現していないレアキャラだ。だが、今回も買い時と考えれば、もしかしたら30日に再登場するかもしれない。
(文=坂井豊吉)
<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……