福永祐一騎手2年連続で屈辱のドバイ乗り替わり!! J.モレイラ騎手の実績優先?
ドバイ・ターフ(G1)に挑戦する昨年の秋華賞馬ヴィブロス(牝4歳/栗東・友道厩舎)の鞍上が、新たにジョアン・モレイラ騎手に決まったと、同馬を管理する友道康夫調教師が「日刊スポーツ」の取材で明かした。
ヴィブロスにドバイ・ターフ出走の意向があることは早くから報じられたが、その際に騎手は『福永祐一騎手を予定している』と伝えられていた。そのため、この乗り替わりは多くの人々に驚きを持って迎えられている。
「デビュー当時から期待されていたヴィブロスは、初勝利後に重賞に挑戦したものの二桁着に終わり、春の牝馬クラシック出走は叶いませんでした。同馬の才能が開花したのは3歳時の夏、福永祐一騎手を鞍上に迎えてからです。福永騎手とコンビ結成後は3歳上500万下を勝ち、続く紫苑S(G3)では2着と重賞で結果を残し、その後の秋華賞(G1)では見事に制覇しています。バツグンのコンビネーションを発揮しているコンビを解消することに、いささか不安を感じる人もいるのでは?」(競馬誌ライター)
だが、福永騎手から変更されたJ.モレイラ騎手の記録を知れば、乗り替わりも当然と思ってしまうかもしれない。ブラジル出身のモレイラ騎手は、主に香港で活躍。現地ではあまりに圧倒的な成績を残しているため、競馬ファンなどからは「雷神」とも呼ばれている。日本でも一昨年前から騎乗しており、昨年は短期免許を取得して登場。約1カ月間で17勝2着12回3着7回という「驚異的」な数字を残している。