もう一人の「無敗2歳女王」リエノテソーロが桜花賞(G1)へ向け今週出走!最強ソウルスターリングと”全勝対決”へ「まずは無敗で桜に向かいたい」


 ただし、芝の2戦は共に洋芝の札幌ということもあり、今回の中山参戦を不安視する声も小さくはない。

「父スパイツタウンは米国種牡馬で、日本ではあまり馴染みがありませんが、祖父のゴーンウエストが日本で芝の活躍馬を多数出しているので、リエノテソーロが洋芝以外の芝をこなしても不思議ではありません。少ない産駒はやはりダートに偏っていますが、芝もこなす”二刀流”も結構目につきます。

 それよりも問題は距離ですね。すでにダートでマイルG1を勝っていますが、陣営からは『短距離馬の体になってきた』という話も聞きます。父もブリーダーズCスプリントの勝ち馬ですし、ここで芝のマイルにも対応できるところを見せてくれると本番でも面白い存在になると思います」(競馬記者)

 記者が言うには距離対応のポイントは、母父ラングフールの血にあるという。

 リエノテソーロはゴーンウエスト系×ラングフールという配合だが、それをそっくり逆にしたのが昨年の東京大賞典(G1)覇者アポロケンタッキー。今年のドバイワールドカップ(G1)にも挑戦するダート王を輩出した底力とスタミナが母父から伝わっていれば、マイル戦でも可能性が広がってくる。

「まずは無敗で桜に向かいたい。その方が盛り上がる」

 そう強気に言い切った武井調教師。ここでも無敗を守り、桜花賞でソウルスターリングとの”全勝対決”なるか。まずは、アネモネSの走りに注目したい。

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