JRA福永祐一公開説教!? 川田将雅×ダノン総大将が黒星デビュー 「単勝243.7倍」的中凄腕TM 大物オーナーが馬主人生に幕【週末GJ人気記事ぶった斬り!】

撮影:Ruriko.I

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」。今週も人気だった競馬記事を、下手の横好きライター「A」と、当サイトの酔いどれデスク「Y」が徒然なるままに振り返ってみた!!

■JRA川田将雅「2.7億円」ダノン軍団の総大将、まさかの黒星デビュー……「勝つか負けるかではなく、どう勝つか」から一転、「これも競馬」アーモンドアイ調教師も意気消沈

ライター「A」:いよいよ2歳新馬戦も本格化。ただ今年の有望株と目されていたダノンザタイガーにとってはほろ苦いデビュー戦となったようです。

デスク「Y」:セレクトセールで2億7000万円の高値を付けた超良血馬だったよね。単勝1.4倍に推されたのに、半馬身届かずに2着だったかぁ。

ライター「A」:管理する国枝栄調教師も戦前は自信満々なコメントを連発していたのですが、レース後は「これも競馬だね」と肩を落としていました。

デスク「Y」:デビュー戦から無敗でクラシックまで到達する競走馬なんて、そうはいないじゃない。あのドゥラメンテだって、初戦は1.4倍の圧倒的な支持を受けていたものの、2着と惜敗しているよ。巻き返せる可能性は十分あるって! それに期待されている素質馬はまだまだいるんでしょ?

ライター「A」:今年はサートゥルナーリアの全妹テンペスト、ラッキーライラックの全弟シリンガバルガリス、ヴィルシーナの半弟グランヴィノス、レシステンシアの半弟ジャスティンボルト(ともに父はキタサンブラック)、2021年のセレクトセールで3億円で落札されたディープインパクト産駒のオープンファイア、コントレイルの半弟インタクト(父ハーツクライ)などが注目されていますね。

デスク「Y」:ほ~ら、良血馬がよりどりみどりじゃない。来年、どの馬がサラブレッドの頂点に立つのか。今から楽しみだよ~。

ライター「A」:また別の意味で注目なのが珍名の馬。「ユイノ」の冠名で知られる由井健太郎氏はユイノオトコヤマ、ユイノシノビアシ、ユイノマチブセなどを所有。ゲームクリエイターである薗部博之オーナーは人気ゲームのアイテムが由来となっただろうチイサナメダル、またカクカクシカジーカで話題になった芳賀克也氏の愛馬にはムコウジマランプなどがいます。

デスク「Y」:オトナノジジョウなど珍馬名でおなじみの内田玄祥オーナーもイロゴノミ、オバケノキンタ、バクハツアフロなんて名付けたみたい。関西馬主界の重鎮・森中蕃オーナーもシゲルオトコギ、シゲルゴキゲン、シゲルマッシグラなどらしさ全開。今年も要注目だよ~!

福永祐一騎手/撮影:Ruriko.I

■JRA 6馬身圧勝も福永祐一から公開説教!? 武豊「お墨付き」中京巧者の期待値はチュウワウィザード以上……ダートの新星に「終始辛口」だったワケとは

ライター「A」:福永祐一騎手のハヤブサナンデクンが中京のメイン・三宮S(OP、ダート1800m)で後続に6馬身差を付けて圧勝しました。

デスク「Y」:いやぁ、強かった。あっぱれ! これで中京競馬場では5戦3勝2着2回の連対率100%!! 秋のチャンピオンズC(G1)でも期待できそうですゾ!!

ライター「A」:ただ福永騎手は『最後まで本気で走ってない』『レースで調教の走りができてない』などと辛口の評価でした。

デスク「Y」:福永騎手は期待してる馬ほど辛口になるからねぇ。これも期待の裏返しってことなんじゃないかな。

ライター「A」:福永騎手は現時点(6月12日まで)で芝よりダートの勝ち星のほうが多いんですよね。今年はフェブラリーS(G1)も勝利していますし、ダートのほうが乗れているのかも。

デスク「Y」:よっしゃ。秋の狙いは得意の中京で行われるシリウスS(G3)かな? スカッと勝って本番に乗り込んでもらいたいよね。ダートの福永に期待しまくりだよぉ~。

撮影:Ruriko.I

■JRA「単勝243.7倍」超人気薄◎で見事大的中! グリーンチャンネルにも出演する「あのトラックマン」に祝福の声続々

ライター「A」:11日の東京競馬場で行われた4R・3歳未勝利(芝1600m)では単勝243.7倍のセッタレダストが勝利。この馬に『日刊競馬』のトラックマン久保木正則氏が「◎」を付けたと話題になっています。

デスク「Y」:いやぁ本当にスゴイ。2着のセキテイオーも「▲」でしっかりと押さえていたんでしょ。どれだけ儲けたのかが気になる~~~!!

ライター「A」:これはデータだけではなく、厩舎スタッフと親密な関係を築けているトラックマンならではの印ですね。

デスク「Y」:馬単だったら548倍だよ! もし、1000円買ってたとしたら……ウヒョー笑いが止まりませんなぁ。これからは久保木さんの予想も自身の予想に組み込まなくっちゃ♪

ライター「A」:本当にゲスい……。でも一度はこういう体験をしてみたいですよね。

デスク「Y」:本当にそうだよなぁ。こちとら本命馬がことごとく当たらないっていうのに……。

ライター「A」:あ、でもデスクは2019年の京都牝馬S(G3)で13番人気ながら3着に入った坂井瑠星騎手のアマルフィコーストを「本命だ」って叫んで馬券を取ってませんでしたっけ?

デスク「Y」:あったね! 単複で買ってた。結構配当が付いたんだよね。

ライター「A」:あのときの凄まじいドヤ顔は未だに夢に出てきますよ。

デスク「Y」:あの年は坂井騎手が神がかってたなぁ。その後も阪神牝馬S(G2)で12番人気のアマルフィコーストを2着に持ってきたり、京都大賞典(G2)も11番人気のドレッドノータスで優勝。さらに中日新聞杯(G3)も8番人気のサトノガーネットで勝ったもんね。

ライター「A」:おっ。ってことはその年に坂井騎手を追い続けていれば、オイシイ思いが出来たのでは?

デスク「Y」:追い続けていれば……ね。

ライター「A」:あっ(察し)。

 

■JRA武豊も懇意の大物オーナーが事実上、半世紀の馬主生活に幕…「タニノ」だけではない、時代を彩った名物「軍団」が続々消滅の危機

ライター「A」:「タニノ」の冠名で知られる谷水雄三オーナーの所有馬がゼロになり、事実上の馬主引退となりました。

デスク「Y」:もう黄色地に水色襷の勝負服が見られないのは残念だよなぁ。

ライター「A」:2002年に所有馬のタニノギムレットで悲願のダービー制覇を達成。5年後には産駒であるウオッカもダービー馬となり、JRA5組目となるダービー親子制覇を達成していました。

デスク「Y」:ウオッカも2019年に天に召されてしまった。こういうニュースを聞くと、自分が歳をとったなぁってしみじみ感じてしまうよ。

ライター「A」:JRA最終出走となったのはタニノヨセミテ。管理するのはウオッカでダービージョッキーとなった四位洋文調教師で、ラストランはタニノギムレットとのコンビでダービーを制した武豊騎手でした。

デスク「Y」:最後をこのふたりに任せるってところがまた粋だよねぇ。ウオッカ産駒を四位調教師が担当し、パートナーに武豊騎手なんてのはもう難しいだろうなぁ。すごく夢がある組み合わせなんだけどね。

ライター「A」:またずいぶんとロマンチストですね。

デスク「Y」:ロマンが追えないで穴馬馬券を買えるわけないでしょう!! 私の夢は大穴馬券を連続で取ってアーリーリタイアすることなんだから!

ライター「A」:アーリーって歳でもないでしょうに。

デスク「Y」:心は花の16歳!

ライター「A」:馬券買えないじゃないか……。

 

■JRA武豊×友道康夫厩舎×ハーツクライ産駒「2億円ホース」が待望の復帰戦! ワールドプレミア再現期待のレジェンド「史上2人目」快挙達成なるか

ライター「A」:杉野公彦オーナーが1億9000万円で落札したハーツクライ産駒フィデルが奥尻特別(1勝クラス)を快勝し、夏の上がり馬になれるか否かが注目されています。

デスク「Y」:勝ちきれない競馬が目立ち、若葉S(L)での3着を最後に休養に入ったんだよね。今週末の復帰戦を勝利で飾り、勢いそのまますぽぽぽーんと連勝して菊花賞戦線に名乗りを上げてもらいたいもんだ。

ライター「A」:菊花賞が初G1出走ながら優勝した競走馬といえば、近年ではトーホウジャッカル(2014年)、キセキ(2017年)、フィエールマン(2018年)、ワールドプレミア(2019年)などですかね。

デスク「Y」:そういえば、谷水オーナーが所有していたビッグウィークも初G1が菊花賞で優勝したんだっけ……。このタイミングで谷水オーナーが撤退ってことは、今年は夏の上がり馬が熱いっていうサインかも? ヨシ! 早速、条件戦をチェックしなくっちゃ~~。

ライター「A」:そんな単純なものではないでしょうに……。さて、さて毎度バカバカしいお話にお付き合いいただき、ありがとうございました。『GJ』では今週末に開催される重賞関連の記事も多数掲載しております。お手すきの際にご笑覧いただけたら幸いです。
(構成=編集部)

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