【ニュージーランドT・展望】混戦模様の3歳マイル重賞! 好走馬多数登場の中、NHKマイルCに駒を進めるのは?
重賞初挑戦となったきさらぎ賞(G3)ではスタート直後のまさかの落馬で競走中止となってしまったスズカメジャー(牡3、栗東・橋田厩舎)は、今度こそスタートを決めたいところ。前走のフローラルウォーク賞(500万下)ではスタートをしっかり決めており不安はなさそうだ。レースは後方からの差し切り勝ちで上りタイムは新馬戦に引き続き最速タイを記録。今回が実質的には重賞初挑戦となるのだが、瞬発力には非凡なものがありそう。末脚ならばこのメンバーが相手でも決して引けを取るということは無いだろう。この馬にも十分チャンスはあるはずだ。
連勝中のランガディア(牡3、美浦・木村厩舎)は勢いに乗っての3連勝なるか。好位に控えて現在のところ2連勝中。新馬戦、500万下のレースでは共に直線での一瞬の切れ味は無いもののしぶとく伸びてきていた。長くいい脚が使えるタイプの典型で初の中山競馬場でのレースとなるが問題は無いだろう。相手関係が強化されるところだがどこまで通用するか、楽しみなレースとなる。
このほかにもファルコンS(G3)3着と1200m戦で2勝の実績があり距離延長を克服できるかがカギとなるメイソンジュニア(牡3、栗東・渡辺厩舎)、ここまでの4戦全て1番人気に支持され3着以下になったことがない安定感のあるクライムメジャー(牡3、栗東・池江厩舎)など能力の高そうなメンバーが出走を予定している。
重賞を勝利している馬が不在で混戦必死のニュージーランドT(G2)。3着までに与えられる優先出走権はどの馬が勝ち取ることになるのだろうか。注目のレースは8日(土)に中山競馬場で15時45分に発走予定となっている。