日本ダービーで松山弘平騎手がアルアインから降ろされる!? 未来のスター誕生を阻み続ければ、競馬界の明日は……
以前から若手騎手の騎乗機会の確保、また騎乗技術の向上は課題とされていた。これを解消するための一環として、16年からは見習騎手の減量期間が現行の「3年」から「5年」に変更(勝利度数100回以下の騎手)された。これにより、馬主、また調教師たちには長期間「減量騎手を使える」というメリットも生じるため、若手騎手への騎乗依頼数の増加も期待されている。
だが、この制度の恩恵に預かり、若手騎手たちの騎乗数が増加するのかは今後次第。いくら軽いとはいえ、関係者たちからすればベテラン騎手を使いたい気持ちも理解できる。
ただ、長らく武豊以降のスター騎手不在が嘆かれている競馬界。だが、その候補者たちの道を閉ざしているのは自分たちの判断であることを自覚しなければならないのではないか。まだ正式決定ではないとはいえ、もし松山騎手がアルアインから降ろされることになれば、競馬界の未来は決して明るくはない。
アルアイン陣営には、未来のスター騎手の芽を摘むようなことだけはしてもらいたくない。