JRAと藤田伸二氏が「和解」!? 引退時に痛烈批判も「共通の敵」の登場で来年の現役復帰が現実味?


 これだけトントン拍子に話が進んでいるということは、やはり藤田氏の現役復帰は極めて現実的な話になりつつあるようだ。しかし、それにしても現役復帰の”急所”と思われていたJRAが寛大な態度示しているのは、どうしたことなのだろうか。

「これは噂の域を出ませんがJRAは今、先日から進められているエージェント制度の改革に注力しているようです。すでにJRAがエージェントの活動に制限を設ける方針を打ち出しており、水面下では事実上の『制度解体』といわれているほど断固たる姿勢を示しているとか。

 そういった点で、現役引退時にエージェント制度に対して強い不快感を示していた藤田騎手は、いわば味方。今回の現役復帰に対して”お咎めなし”とすることで、現役の関係者はますますエージェント制度の問題点に関して声を大きくすることができるというわけです。

実際に、すでに松岡正海騎手など現役の関係者がエージェント制度に対して具体的な不満を表明し始めていますし、迅速な改革を推し進めたいJRAからすれば、今の”流れ”を崩したくないのでしょうね」(同)

「昨日の敵は今日の友」ではないが、両者には”共通の敵”がいるというわけなのか……。

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