オークス(G1)に「12週連続勝利」角居厩舎のブラックスビーチが不気味にスタンバイ! 「過信されやすい」血統背景も、前走はイマイチ?
実際、前走スイートピーSは北村騎手の絶妙な仕掛けや位置取りの妙によって得た勝利という印象が強く位置取りに苦労し最後外から追い込んできた2着カリビアンゴールドにギリギリのところまで詰め寄られている。上がり33.4という数字も、当日の高速馬場を考えれば想定の範囲内に収まる。レース自体はスローペースで、うまく折り合いをつけポジションも最高だったブラックスビーチが勝利をモノにした、という印象も否定できない。カリビアンゴールドのほうが強いレースをしたのでは、という意見が出ても自然な状況ではある。
無論、北村騎手とブラックスビーチがそれだけ「手が合う」という可能性もあり、スイートピーSがこれまでで最高のレースぶりだったことも事実。オークスでも如才ないレース運びで上位進出してもおかしくはない。今回は特に上位人気が予想される馬に距離不安など見えない部分が強い中、無類の強さを誇るディープインパクト血統である同馬が注目されるのは当然だ。
角居調教師は当日、騎手にどのような作戦を授けるのか。能力以上に騎手含め陣営の手腕が他馬より結果に大きな影響を及ぼしそうな馬である。