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【日本ダービー】川田将雅が仄めかした攻略法…イメージ異なる中山と東京の「カラクリ」にヒント、ソールオリエンス凡走を予感させる残念シナリオ

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【日本ダービー】川田将雅が仄めかした攻略法…イメージ異なる中山と東京の「カラクリ」にヒント、ソールオリエンス凡走を予感させる残念シナリオの画像1
ソールオリエンス 撮影:Ruriko.I

 リバティアイランドが圧倒的な強さを見せて春の牝馬二冠を達成したオークス(G1)も終わり、今週末には競馬の祭典・第90回日本ダービー(G1)が開催される。

 前評判では無敗で皐月賞(G1)を制したソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)が一歩リードしているものの、先週のリバティアイランドのような一強ムードまではならない可能性も高い。

 コンビを組む横山武史騎手は、2年前のこの舞台に苦い思い出もある。4戦全勝で皐月賞を制したエフフォーリアに騎乗し、単勝オッズ1.7倍の断然人気に支持されるも、福永祐一騎手(現調教師)のシャフリヤールの強襲に屈してハナ差の2着に惜敗。再び巡り合った最強のパートナーでリベンジを狙っている。

 ただ皐月賞で凄まじい追い込みを見せたソールオリエンスとはいえ、必ずしも条件が好転するとは言い切れない。

 18頭立てのレースを4コーナー17番手の後方から上がり3ハロン最速の脚で差し切ったソールオリエンスの勝ちっぷりは確かに見事だった。重馬場の中山芝2000mで35秒5をマークし、36秒4に留まった2位(3着ファントムシーフ、6着シャザーン、7着トップナイフ)を0秒9も凌駕。直線で他馬が止まって見えたのも納得である。直線が長い東京ならコース替わりは大歓迎となるはずだ。

 その一方で、今年のソールオリエンスのようにハイペースを味方にした皐月賞であまりに鮮やか過ぎる差し切り勝ちを決めた馬が、中山よりも直線の長い東京で苦戦していることは少々引っ掛かる。これには、どのような“カラクリ”があるのだろうか。

イメージ異なる中山と東京の「カラクリ」にヒント

 そこで「前半5Fが後半5Fより1秒以上速い」ことをハイペースの条件とし、該当する皐月賞と、同年の日本ダービーの結果を比較してみると意外な事実が浮かび上がった。まずはこちらをご覧いただきたい。

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※4角は位置取り、落差は赤がハイペース、青がスローペース(2012年以降)

 特筆すべきは、皐月賞と日本ダービーがほぼ同じ3歳牡馬が走っているにもかかわらず、皐月賞がハイペースになっても、ダービーではそうならない傾向があることだ。開催年やメンバーが異なっても続いているため、一定の信頼は出来そうだ。

 しかも、流れの異なる両レースを制したのは、無敗で三冠馬となったコントレイルのみ。歴史的名馬は実力差で問題にしなかったものの、その他の馬は悉く日本ダービーで敗れている。

 これは前後半5Fの落差が3秒6もあった今年の皐月賞でも同様のことがいえるかもしれない。ソールオリエンスも前走のようなハイペース頼みの後方待機策を採ると、思わぬ裏目に出る可能性も高くなりそうだ。

 そうなるとソールオリエンスは、横山武騎手に懸かる比重が相当大きくなるのではないか。

 新馬戦と京成杯(G3)では好位抜け出しで勝利しているため、内枠を嫌って外に出した皐月賞の極端な位置取りがイレギュラーと考えることも可能だが、横山武騎手の芝重賞勝率が、中山(16.1%)より東京(8.2%)が下回っていることも懸念材料だ。

 ひとつ攻略のヒントとなりそうなのは、川田将雅騎手が先週のオークスで見せたクレバーな位置取りだった。桜花賞(G1)の大外一気から一転してオークスは6番手の好位から抜け出すモデルチェンジには、さすがと思わされた。

 最大級の悔しさを味わったエフフォーリアでの敗戦から、わずか2年で再び手にしたリベンジのチャンス。快進撃を続ける関東の若武者は、どのような成長を我々に見せてくれるだろうか。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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