安藤勝己氏がダービー若手に「喝」!? 思い切った騎乗をした「ベテラン2人」との比較に見る勝負の分かれ道
28日に開催された日本ダービー(G1)は、C.ルメール騎手の「向こう正面で一気の押し上げ」という思い切った騎乗もあってレイデオロが勝利。世代の頂点に立った。
また、4着に敗れたものの、果敢な逃げで超スローペースを作り自分のレースに徹したマイスタイル騎乗の横山典弘騎手にも「さすが」の声は多い。今年のダービーでもっとも目立った2人といえるだろう。レースそのもののレベルには賛否もあるが、騎手の腕を堪能できたレースだったともいえる。
経験豊富なフランス人騎手とJRAを代表するベテランが見せた「決断」には言葉も失ってしまうが、そのせいで他の騎手に関してはファンから「2人を見習え」という声も多く出ている。ダービーという大舞台で思い切った行動に出る度胸は並大抵のプレッシャーではないだろうが、それでも「勝負」してほしかったという思いは多くの人が抱いているところだろう。
そして、2004年にキングカメハメハで同レースを制するなど地方・JRAで通算4464勝の金字塔を持つ競馬解説者・安藤勝己氏もこれについてコメントしている。
安藤氏は一般人がTwitterで「クリンチャーに期待してたのですが、敗因は……」という質問に返信する形でツイート。先行が持ち味だったクリンチャーを中団に位置させてしまった藤岡佑介騎手には批判も多いが、安藤氏はこう返信している。
「目黒記念は鬱憤を晴らすような逃げやったけど、そう考えてもダービーはプレッシャーが出ちゃうんやね。佑介だけじゃないよ。松山も丹内も松若もそう。コイツなら行く、攻めるって競馬を大舞台でこそしてほしい。そこが今日のノリとの違い。(以下略)」