雷神モレイラ、安田記念デー堂々登場! ただ騎乗馬にあからさまなバックアップ?

「昨年の夏、J.モレイラ騎手は短期免許で来日した際に、武豊騎手が持つJRA最多の騎乗機会7連勝を記録して、日本での評価を不動のものにしました。昨年の騎乗機会7連勝は2日がかりで達成されたものでしたが、今年、J.モレイラ騎手は安田記念当日に10回も騎乗が予定されているんです。そのため、この記録の更新もされるかもしれないと一部から熱視線を向けられています」(記者)

 J.モレイラ騎手の騎乗予定は、下記をご覧いただきたい。

 この日、J.モレイラ騎手に次いで松岡正海騎手が9回もレースへの騎乗を予定しているが、それ以外の有力騎手たちは3回、多くて6回の騎乗にとどまり、同じくこの日のために来日したZ.パートン騎手に至っては安田記念のみ。ある意味、異様なほどレースに登場することになるJ.モレイラ騎手だが、これにはあの名門厩舎が一枚噛んでいるようだ。

「10回の騎乗うち6回、つまり6頭は堀宣行厩舎が管理している馬なんですよ。以前から堀厩舎の競走馬には海外騎手が乗ることが多いとはよく言われており、A.シュタルケ騎手が短期騎手免許で来日した際も、偏重起用をしたことで話題とりました。これまでに積み上げてきた実績なども考慮した結果、堀厩舎もJ.モレイラ騎手へ騎乗依頼を出したのだとは思いますが、それにしても『やり過ぎでは』という声も出てきています」(競馬誌ライター)

 安田記念当日にはJ.モレイラ騎手が勝利を積み重ねる可能性も浮上してきた。だが、J.モレイラ騎手が来日した一番の理由は安田記念にコンテントメントに騎乗して出走、そして勝利することにほかならない。安田記念以外のレースで、勝星を積み上げて騎乗機会連続勝利数を更新するも、本番では惨敗…という本末転倒の結果にならなければいいのだが……。

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