安田記念(G1)ヤングマンパワーが実績上位でも爆穴!? 心強い「味方」にくっついて上位進出濃厚……?
「昨年の優勝馬ロゴタイプですが、今年も確固たる逃げ馬が不在の状況だけに、昨年の再現を狙ってきてもおかしくありません。ヤングマンパワーは前走で2番手からの競馬を試みており、ロゴタイプが逃げた場合、ピタリと後ろにつける可能性はあります。陣営がロゴタイプを意識して前走2番手をとったというわけではないでしょうが、いい試走にはなりましたね」(同)
今年の天皇賞・春をレコード勝利したキタサンブラックの「ちょっと後ろ」を走っていたアドマイヤデウスは、3着サトノダイヤモンドを最後まで追い詰めていた。ロゴタイプとヤングマンパワーの関係も同じようなものということだろうか。
17枠ではあるが、多少距離ロスをしてでもうまく位置を取りに行くのが得策なのかもしれない。ここまでくると、だいぶ期待がもてるように思えるのだが……。
手塚調教師は「前走と比べても状態は良さそうですし、やはり暑い時期は良い」と季節も含め追い風を強調している。58キロの斤量も経験済みでOP勝利の実績あり。不安は少ない。
「荒れる荒れる」といわれた日本ダービーは結局上位人気3頭で決着。安田記念こそ本当に荒れるのかどうなのか。
実績上位のヤングマンパワーが全く人気しないとなれば、高配当を狙って一撃を狙うのも面白いに違いない。「ヤング」というより「ベテラン」になってきた同馬の意地に注目だ。