ブエナビスタの2番仔「ソシアルクラブ」の未来や如何に!? 姉の成績から心配も、関係者評価は上々!?
先週から始まった2017~2018年の新馬戦。今年はオルフェーヴルにロードカナロアなど有力馬の初年度産駒が出るとあって大きな注目を浴びている。
とはいえ、ディープインパクトやハーツクライ、キングカメハメハを筆頭としたトップ層もそう簡単に時代の転換を許すはずがないだろう。同格、いやそれ以上のラインナップで後輩たちを迎え撃つ。
今回紹介するのは、非サンデーサイレンスながら常に繁殖リーディングのトップクラスをキープするキングカメハメハ産駒だ。同馬は今年も、紛れもなく「日本最強の配合」を施した産駒を出陣させる。
それがブエナビスタの仔ソシアルクラブ(牝2 栗東・池添学厩舎)だ。
牡馬混合を含むG1競走6勝を誇る名牝ブエナビスタ。その2番仔であるソシアルクラブには、とりわけ大きな期待がかかっているようだ。
「1番仔である全姉コロナシオンは5戦して1勝。現在も重賞戦線に顔を出すことができていません。しかし、ソシアルクラブの評価は関係者の間でもコロナシオンとは雲泥のようです。もともと最上級の良血ですし、細身の印象だった姉とは違い、妹は筋肉質な印象を受けます。まずはマイルで頭角を現し、桜花賞を目指してがんばってほしいですね」(記者)
姉がイマイチということで心配の声も少なくはないが、それでも多くの競馬ファンを虜にしてきたブエナビスタの仔に対する期待は薄まらない。ひとつひとつ実績を積み上げ、必ずや大きな舞台へ飛躍すると信じるコメントも多数だ。
まだデビューは未定で、姉と同じ道ならば秋口のデビューとなるだろうか。注目を浴びざるを得ない超良血馬の未来が明るいことを祈ろう。
ちなみに「ソシアルクラブ」という名前は、アメリカのギタリスト、ライ・クーダーとキューバの老ミュージシャンらで結成されたバンド名「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」からきている。さすがはサンデーレーシング、なんとも洒落ている。