目指すは「マイル王」か「電撃王」か……伝統のレース・京王杯スプリングC(G2)に今後の短距離界を占う「超新星」が集結!
勢いならエイシンスパルタン(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)も負けてはいない。
こちらもアンタラジーと同じくここまで3連勝中だが、中でも特筆は前走の春雷S(OP)だ。抜群のダッシュ力で2番手を確保すると、上がり3ハロンを33.6秒でまとめ上げ後続を圧倒。最後は2馬身差をつけて、初のオープンクラスを難なく乗り越えてきた。
スピードに勝った馬だけにマイル戦には疑問が残るが、1400mは7戦4勝2着1回という得意の舞台。馬主の栄進堂は、古くからスピードに優れた良質のマル外馬の見極めに定評があり、この馬も大きな出世が見込めそうな一頭だ。
他にも昨年の覇者サクラゴスペルや、今週から復帰する浜中騎手が騎乗するダッシングブレイズ、連勝中のヴェルステルキングなど、今年も一線級のマイラーとスプリンターが入り混じるハイレベルなメンバーが揃った。
続く”道”の先にはあるのは安田記念か、それともサマースプリントシリーズか――。
1400mだからこそ実現するマイラーとスプリンターの激しい戦い「京王杯スプリングC」は5月14日(土)の15時45分に発走予定だ。