キタサンブラック敗退の条件とは? 過去10年でわずか2勝。ドゥラメンテ、ジェンティルドンナ、ブエナビスタ…宝塚記念1番人気の敗退に迫る
目前に迫った第58回宝塚記念の枠順も決まり、あとは週末を待つのみとなった。世間の注目は当然キタサンブラックに集まっている。G1レース5勝の実績は群を抜き、他の出走馬とは大阪杯や天皇賞(春)などで勝負付けが済んだといえるほど。ファン投票は2位サトノダイヤモンドに約2万3000票差を付ける1位であり、鞍上の武豊人気も加わってレース当日は間違いなく1番人気に支持されることだろう。
しかしこの宝塚記念において1番人気馬の実績は今一つだ。以前は1番人気が勝ちまくった時期もあったが、過去10年でみると1番人気馬はわずか2勝。負けた8頭の中にはキタサンブラックに負けるとも劣らない実績馬も多く、そう考えると今年1番人気馬が確実視されるキタサンブラックも絶対とは言い切れないところ。
そこで過去10年で1番人気で敗退した馬のデータから、キタサンブラック勝利と敗退の可能性をリアルに探ってみたい。
過去10年1番人気で敗退した8頭
2007年 ウオッカ 牝3 四位洋文
2008年 メイショウサムソン 牡5 武豊
2009年 ディープスカイ 牡4 四位洋文
2010年 ブエナビスタ 牝4 横山典弘
2011年 ブエナビスタ 牝5 岩田康誠
2013年 ジェンティルドンナ 牝4 岩田康誠
2015年 ゴールドシップ 牡6 横山典弘
2016年 ドゥラメンテ 牡4 デムーロ
過去10年1番人気で勝利した2頭
2012年 オルフェーヴル 牡4 池添謙一
2014年 ゴールドシップ 牡5 横山典弘