GJ > 競馬ニュース > キタサンブラック産駒「1勝馬の大物」対決、降板が続く鞍上にとっても大一番…イクイノックス引退式に花を添えるか
NEW

キタサンブラック産駒「1勝馬の大物」対決、降板が続く鞍上にとっても大一番…イクイノックス引退式に花を添えるか

キタサンブラック産駒「1勝馬の大物」対決、降板が続く鞍上にとっても大一番…イクイノックス引退式に花を添えるかの画像1
ヒップホップソウル 撮影:Ruriko.I

 16日、中山競馬場の最終レース終了後にイクイノックスの引退式が予定されており、稀代の名馬を見られる貴重な機会に、多くのファンが訪れることが予想される。

 ただ、その前に同日のメインレースとして行われる牝馬限定・ハンデ重賞のターコイズS(G3)にも要注目だ。古馬による貫禄の勝利もあれば、斤量で有利な3歳馬の台頭にも期待できるレースだ。

 特に注目したいのが、イクイノックスと同じキタサンブラック産駒であるヒップホップソウル(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)とコナコースト(牝3歳、栗東・清水久詞厩舎)の2頭だ。同じ父を持つ世界最強馬の引退に花を添えたいところ。

 両馬は、今年のオークス(G1)と秋華賞(G1)にも出走し、世代上位の実力を示している。お互いにまだ1勝馬ではあるものの、これまでのレース内容を振り返ると、1勝に留まらない器であることは間違いない。

キタサンブラック産駒「1勝馬の大物」対決

 ヒップホップソウルはベゴニア賞(1勝クラス)にて、後にNHKマイルC(G1)を制するシャンパンカラーにクビ差2着。それからフラワーC(G3)、紫苑S(G2)とタフな馬場で好走が光ったが、いずれも2着と勝ち切れなかった。その重賞2戦と同じ中山のターコイズSで、三度目の正直を狙う。

 同馬を管理するのは、イクイノックスと同じ木村厩舎。引退式を飾る役者としてはこの上ないだろう。

キタサンブラック産駒「1勝馬の大物」対決、降板が続く鞍上にとっても大一番…イクイノックス引退式に花を添えるかの画像2
コナコースト 撮影:Ruriko.I

 一方のコナコーストはエルフィンS(L)、チューリップ賞(G2)、桜花賞(G1)と3戦連続で2着となった。特に桜花賞では粘り強く先行したが、勝ち馬が後の三冠牝馬リバティアイランドでは「相手が悪かった」と言わざるを得ない。

 やはりG1・2着の結果は大きく、1勝馬ながら獲得賞金はすでに1億円超え。あとは1つでも大きなタイトルが欲しいだろう。今回は外の8枠を引いてしまったが、積極策でロスの少ない競馬を心掛け、先行有利な中山で持ち味を発揮したい。

 また、コナコーストの手綱を取る鮫島克駿騎手にも注目したい。同騎手は有力馬で結果を出しながらも、G1では鞍上交代というパターンが続いている。17日の朝日杯フューチュリティS(G1)に出走するジャンタルマンタルもそんな1頭だった。

 コナコーストに関しても、桜花賞2着と健闘したように見えたが、次走オークスではD.レーン騎手に乗り替わってしまった。秋華賞に続いてチャンスを掴んだ今回こそ結果を出し、コンビ継続でさらなる大舞台を目指す。

「2歳新馬」以来の勝利を先に果たすのはどちらか。そういう意味でも注目したい直接対決である。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

キタサンブラック産駒「1勝馬の大物」対決、降板が続く鞍上にとっても大一番…イクイノックス引退式に花を添えるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  8. 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. 競馬界の象徴「武豊誕生」の根底にあった時代の変化……加速する騎手の圧倒的「格差問題」解消に向けJRAが再び推し進める「大改革」