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「最高のジョッキー人生でした」騎手引退した福永祐一が愛された理由…来年3月開業の福永厩舎には「大物候補」が続々入厩予定【競馬ファンが選ぶ2023年競馬10大ニュース②】

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「最高のジョッキー人生でした」騎手引退した福永祐一が愛された理由…来年3月開業の福永厩舎には「大物候補」が続々入厩予定【競馬ファンが選ぶ2023年競馬10大ニュース②】の画像1
撮影:Ruriko.I

 様々なGORAKUを心から愛する「GJ」が先日のアンケート「競馬ファンが選ぶ2023年競馬10大ニュース」を1つずつ振り返る年末年始特別連載を開始。

 第2弾となった今回は、16.5%で堂々の2位だった「福永祐一騎手の引退」について、酒は飲まないがタバコがやめられない孤高の鬼デスク「K」と、GJ編集部一の「ウマ娘」好きAが徒然なるままに語り尽くした。

「最高のジョッキー人生でした」騎手引退した福永祐一が愛された理由…来年3月開業の福永厩舎には「大物候補」が続々入厩予定【競馬ファンが選ぶ2023年競馬10大ニュース②】の画像2
今年2月に騎手を引退した福永祐一騎手 撮影:Ruriko.I

第2位 福永祐一騎手の引退 16.5%

編集部「A」:個人的な見解で恐縮ですが、福永騎手の引退が2位になるとは思っていませんでした。こういう企画はアンケートをした時期に近いネタの方が有利だと思っていたので……。

デスク「K」:福永騎手の引退は2月だったからなあ。でも、やっぱり人気のあるジョッキーだったし、福永引退は競馬の歴史にも残るくらい大きなことだと思う。もともとメディアへの露出の多い騎手だし、知名度でも武豊騎手に次ぐ存在だったしね。

編集部「A」:JRA歴代4位の2636勝。その活躍ぶりも然ることながら、引退セレモニーで「最高のジョッキー人生でした」って言って締めくくれるのは、やっぱりカッコイイですよね。

デスク「K」:確かに。「最高の編集人生でした」なんて、どうやったって言えないもん……。

編集部「A」:落馬事故で左腎臓摘出にもなりましたし、晩年には香港で大きな落馬事故にも巻き込まれました。もちろん辛いこともたくさんあったと思いますが、振り返ってみて「最高」と言えるのは福永騎手の強さというか、人柄ですよね。

デスク「K」:若い頃から上手いんだけど、落馬が多いジョッキーだった。ほら、お父さんの洋一さんが落馬で騎手を引退されてるでしょ。だから、我々ファンも福永騎手が落ちるたびにハラハラしたもんだよ。

編集部「A」:福永騎手も騎手引退の際には「親不孝が終わった」と言っていましたね。勝手なイメージですが、武豊騎手は天才って感じですけど、福永騎手は秀才っていうか、努力の人。ただ、苦労を重ねてる分だけ用意周到というか、知的なイメージがあります。

デスク「K」:事前準備がすべてって感じのジョッキーだったな。レース前に徹底的に分析して作戦を立てて、あとはそれをどこまで完璧に遂行できるか。だから逆に、そのプランが崩れた時は思わぬ脆さがあった。そのせいでファンやマスコミに叩かれることも少なくなかったね。

編集部「A」:キングヘイローの日本ダービー(G1)とか、ビックアーサーのスプリンターズS(G1)とか、色々ありましたね。もちろん他のジョッキーだって失敗はするんですけど、福永騎手の場合、どこか派手にやらかすというか。

デスク「K」:まあ、そういうところも総じて華のあるキャラクターってことなんだろうな。正直、福永騎手については“騎手編”だけで翌朝まで語れると思うけど、紙面の都合もあるから、そろそろ“調教師編”にいこうか。開業は来春になるんだっけ?

編集部「A」:来年の3月6日付けでの開業予定ですね。東西合わせて一気に8厩舎が開業することになっていますが、やはり注目を一身に集めることになるんでしょうね。

デスク「K」:そういや、福永調教師は騎手デビューの時も派手だったなあ。競馬学校「花の12期生」だっけか。細江純子さんら女性ジョッキーが3人もいたことに加えて、和田竜二騎手とか、古川吉洋騎手、高橋亮騎手、柴田大知・未崎兄弟に、障害で活躍する常石勝義騎手…。実は先日引退発表があった柴山雄一騎手も、本当なら花の12期生の一員だったはずなんだけど、試験に落ちちゃったんだよね。

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テイエムオペラオーやディープボンドで有名な和田竜二騎手も花の12期生

編集部「A」:めちゃくちゃ豊作ですね(笑)。ということは来年、福永調教師の同期で開業する中にも、後の大物調教師が含まれているかも。

デスク「K」:かもしれん。でも、福永調教師には「名騎手、名調教師にあらず」ってのを覆してほしいな。柴田政人調教師、的場均調教師とか、南井克巳調教師、河内洋調教師とか、調教師になってからは騎手時代みたいな活躍ができてないんだよね。

編集部「A」:四位洋文調教師や、蛯名正義調教師も頑張ってますけど、騎手時代ほど目立っていませんからね。

デスク「K」:調教師でも大活躍だったのは小島太調教師くらいかなあ。福永調教師は競馬界のきっての理論派だし、周囲の関係者からも「成功間違いなし」なんて言われてるけど、その分、本人にはプレッシャーだろうな。

編集部「A」:でも、福永調教師には培ってきた人望がありますから。今年のセレクトセールでノースヒルズの前田幸治オーナーが5億2000万円で落札したコントレイル産駒や、9月の米キーンランドセールで32.5万ドル(約4800万円)で落札したVekoma産駒は、すでに福永厩舎への入厩が内定してるとか。

デスク「K」:新規開業は馬房数に限りがあるから、いきなりリーディングってわけにはいかないだろうけど、頑張ってほしいよね。騎手引退で一区切りついたと思うけど、まだまだ競馬界には必要な存在。今後も業界を支えていってほしい。

編集部「A」:なんか、お偉いさんみたいな見解ですね。

デスク「K」:メディア的にも数字の取れる「福永祐一」には、まだまだ頑張ってもらわないと困るのよ……(笑)

GJ 編集部

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真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

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