【ジャパンダートダービー(G1)展望】今年の「地方勢」は一味違う!? 世代の頂点に立ち「怪物」エピカリスに挑戦状を叩きつけるのは……
中でも、今回と同じ大井競馬場の2000mで行われた今年の東京ダービー(S1)を6馬身差で圧勝したヒガシウィルウィン(牡3歳、船橋・佐藤賢二厩舎)には、ひと際大きな期待が集まっている。
南関東の三冠レースとなる羽田盃(S1)こそキャプテンキングに半馬身及ばなかったが、3着以下には5馬身差を付けており、すでに地方では抜けた存在にあるヒガシウィルウィン。続く東京ダービーではライバルにリベンジを果たすと共に、6馬身差の圧勝劇を飾っている。
昨年11月の交流重賞・北海道2歳優駿(G3)ではエピカリスに大差負けを喫した。だが、あれから急速に成長しており、何よりもここにエピカリスはいない。まずはここでJRA勢を打ち倒し、やがて来る再戦の機に備えたいところだ。
他にもJRA勢からは兵庫チャンピオンシップで最後までタガノディグオを苦しめたノーブルサターン、レースで1番人気だったリゾネーターなどもスタンバイ。対する地方勢はヒガシウィルウィンと互角の勝負を演じるキャプテンキングもエントリーしており”迎撃態勢”は万全といった印象だ。
果たして今年のダービーを制し、怪物といわれるエピカリスに挑戦状を叩きつけるのはどの馬か――。注目のジャパンダートダービーは12日(水)に大井競馬場で開催される。