「優駿の門」は外せない…好きな競馬漫画 〜ネクラ女医の競馬日記No.20〜

 

 いちばん好きな競馬漫画は何ですか?

 ギャグと真剣勝負が共存する「みどりのマキバオー」(集英社、作・つの丸)、ギャンブルにフォーカスした「ウイナーズサークルにようこそ」(集英社、作・甲斐谷忍)、馬産業を丁寧に描いた「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」(小学館、作・ゆうきまさみ)などなど。様々な名作があって、選ぶのが本当に難しいですよね。

 もし私が一作選べと言われたら、めちゃくちゃ悩みながら、「優駿の門」(秋田書店、作・やまさき拓味)のファーストシリーズを選ぶでしょうか。

 クラシック挑戦という王道ストーリー、競走馬をリアルかつチャーミングに描く超絶画力、随所に散りばめられた完成度の高い人間ドラマ。何度読み返してもアルフィーの健気な姿には涙がダバダバ流れ、ボムクレイジーのスリリングなレースにはハラハラさせられます。いつまでも色褪せない名作です。

…漫画のような競走馬やレースが実在してしまうところが、リアル競馬のすごいところだなよなぁ、なんて思ったりもします。

さかた

英国在住の競馬好きアラサー女医。学生時代はWINS場内スタッフのアルバイトをしながら、ウオダス世代の火花散るレースに脳を焼かれた。好きな競馬場メシは「梅屋」のモツ煮込み。鉄火場であおるビールは人生の道標。

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