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ヴィクトリアマイル(G1)マスクトディーヴァ「前走快勝」が波乱の引き金に?ラインクラフト、ミッキークイーンら人気馬も陥った「落とし穴」とは

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マスクトディーヴァ 撮影:Ruriko.I
マスクトディーヴァ 撮影:Ruriko.I

 先週末のNHKマイルC(G1)は、ジャンタルマンタルが上がり3ハロン33秒9の切れ味を発揮して優勝。好位3番手から2位タイの末脚を繰り出されては、他馬も付け入る隙がなかったといったところか。

 府中の5週連続G1開催は今週末のヴィクトリアマイル(G1)で2戦目を迎える。

 8日現在、『netkeiba.com』が公開している単勝予想オッズによると、想定1番人気は昨年のマイルCS(G1)を制したナミュール。2番人気でこれを追うのがマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎)である。

 マスクトディーヴァといえば、昨秋のローズS(G2)で日本レコードを0秒8も更新する圧巻の走りを披露。続く秋華賞(G1)でも女王リバティアイランドに迫り、G1を狙える逸材としてファンにも認知された。

 今年は東京新聞杯(G3)で始動したが、ゲート内のハプニングで大きく出遅れてしまい消化不良の6着に敗退。ただ先行馬が残りやすい馬場と展開の中、大負けしなかったことでその評価が落ちることはなかった。

 その後は2か月の休養を挟んで阪神牝馬S(G2)に出走。岩田望来騎手から名手J.モレイラ騎手に乗り替わったこともあってか、1.7倍の圧倒的1番人気に支持された。

 レースではスタートを無難に決めて内の4番手を追走。先行集団を前に見る形で末脚を温存すると、直線では馬群の間から抜け出して、ローズS以来となる勝利を収めた。前半600mが35秒4の流れにいい形で乗り、繰り出したラスト3ハロン時計は33秒0。これは2~3着に入ったウンブライルとモリアーナの32秒9に次ぐ3位タイであった。

 前哨戦で強烈な末脚を披露し、快勝したことで、G1初制覇の機運も高まっているが、実はその前走に大きな落とし穴が隠れている可能性があるという。

「前走快勝」が波乱の引き金に?

「マスクトディーヴァのスピードは誰もが認めるところ。ローズS以降は4戦連続でラスト3ハロン33秒台を叩き出していて、今回もよほど後方の位置取りにならない限り、優勝争いに加わってくるでしょう。ただヴィクトリアマイルはやや特殊なレースで、前走1着の馬が本番で大苦戦を強いられているんですよ」(競馬誌ライター)

 今年で19回目を迎えるヴィクトリアマイルだが、その歴史をひもとくと、前走を勝利して臨んだ馬は昨年までのべ65頭いるが、その成績は「1-4-3-57」とさっぱり。連勝で春の女王に輝いたのは、2008年の阪神牝馬Sを勝って臨んだエイジアンウインズしかいない。

 65頭の中には、ラインクラフト、ヌーヴォレコルト、スマートレイアー、ミッキークイーンの4頭が1番人気に推されていたものの、いずれも掲示板外。また、3頭いた2番人気の馬も14年ホエールキャプチャの4着が最高着順という有様だ。

 さらにマスクトディーヴァにとってもう一つ不安データが存在する。前走で上がり3ハロン3位以内を記録した馬もやはり本番で苦戦を強いられている。過去10年データで「1-5-4-51」。勝率1.6%と複勝率16.4%は、同4位以下の勝率7.3%と複勝率17.4%を下回っている。

 今年の登録メンバー15頭の中で前走1着と上がり3ハロン3位以内の両方に該当するのはマスクトディーヴァのみ。前走の勝ちっぷりから上位人気に推されることは間違いないだけに、馬券外に沈むようなら高額馬券が生まれるのは確実だろう。

 非凡な素質の持ち主だけに嫌なデータもあっさりと覆してほしいところだが、果たしてどんな結末が待っているのか。

GJ 編集部

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