武豊の次に「上手い」のはアキヤマ!?「世界No.1」のR.ムーア騎手が「上手な日本人騎手」として武豊騎手の次に挙げた”意外”な名前
「ムーア騎手は真面目で実直な人物で、あまりジョークを言ったりもしません。勝利騎手インタビューでもほとんど笑顔を見せることはありませんし、まさにプロフェッショナルといった印象。そんなムーア騎手ですから、リップサービスで秋山騎手の名を挙げたわけではないと思います。よほど印象に残っていたのでしょうね」(競馬記者)
ここまで最高でも年間73勝(JRAのみ)と、まさに「中の上」を地で行っている印象のある秋山騎手。2度のG1勝利があるものの、重賞勝ちの大半がG3と特別目立っているわけではない。しかし、実は競馬関係者の評価は意外なほど高いようだ。
その一端を垣間見ることができるのが、秋山騎手による名馬の騎乗経験だ。例えば、今年の皐月賞で2着したペルシアンナイトの2勝目を上げたのが秋山騎手。昨年の桜花賞馬ジュエラーのデビュー戦も手綱を握っている。
他にも近年だけで、2012年の皐月賞では1番人気だったグランデッツァの初勝利と初重賞を勝たせており、このレースを勝ったゴールドシップの初勝利と2勝目を上げさせたのも秋山騎手。さらには2014年に世界1位の評価を受けたジャスタウェイの日本ダービーでも秋山騎手が手綱を任されている。
「こういったG1級の素質馬にとって、デビュー戦やそのあと数戦はレースを教える意味でも非常に重要な時期です。秋山騎手の起用のされ方は一見”便利屋”ですが、そんな時に騎乗を任されるということは関係者からの信頼が厚い証拠。『秋山騎手なら大丈夫』と思われている証でしょう。